インテルを勝ち点3差で追走
ナポリは14日、セリエA第32節でエンポリと対戦し、3−0で快勝した。アントニオ・コンテ監督が試合後の会見でコメントを残している。
2月から失速し、第31節ではインテルがパルマと引き分けた好機を活かせずに自分たちもボローニャと引き分けていたナポリだが、エンポリを圧倒。ロメル・ルカクとスコット・マクトミネイの活躍で貴重な白星を手にし、インテルとの勝ち点3差を維持。一方エンポリは、カンピオナートで17試合勝利から遠ざかっており(5勝12分け)、クラブワーストタイ記録に並んでいる。
コンテ監督は、「結果で評価が変わるというのはよくあることで、負けるとシステムを変えろだの言われる。前は4-3-3に戻れと話題になったが、ボローニャ戦のあとはラスパドーリをもっと使えと言われた」と周囲の論調に触れた上で、「問題は前半か後半かではなく、メンタル面だ。先制したあとで無意識に引いてしまい、相手にスペースを許すことがあった。フィジカルの問題のようにみえるかもしれないが、実際にはメンタルの部分だ。今日はハーフタイムに『0−0のつもりで行ってこい』と伝えたよ」と振り返った。
さらに、「ルカクとマクトミネイのインパクトは大きかったが、今日は全員で努力をした結果だ。不在の穴を感じさせないプレーだったね。このチームはいつも応えてくれる。その努力が報われつつあるんだ」とチーム全体を称賛し、「インテルはもっとも完成されたチームであり、我々の目標は彼らを邪魔することにあった。そして、いまも邪魔をしている。もっと感謝してほしいよ。ナポリのおかげで、まだメディアもスクデットの話題を引っ張れるんだから」と冗談交じりに語った。