哀しみを乗り越えてインテルを勝利に導く
インテルは8日、UEFAチャンピオンズリーグ準々決勝ファーストレグでバイエルン・ミュンヘンと対戦し、敵地で2-1と先勝した。決勝弾を決めたダヴィデ・フラッテージが試合後に『スカイ』のインタビューに応じ、亡き祖母への想いも語った。
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●インテル、フラッテージ家に哀しみ
あなたにとって、このゴールは特別な意味を持っている
「僕はずっと、自分の中で一番の武器は『メンタルの強さ』だと思って生きてきた。何があっても誰に何を言われても、自分を揺るがすことはないと信じていたんだ。でも、今回の出来事に直面して、自分が予想していなかったほど動揺した。おばあちゃんとのつながりが深すぎてね」
「あんな姿を見るのは初めてだったし、本当にきつかった。今日のゴールには、間違いなくおばあちゃんの力もあったと思う。天国から何か叫んでくれたんじゃないかな」
チームにとっても大きな意味のある勝利
「そうだね。僕たちは時々厳しく批判されることもある。たとえばパルマ戦の引き分けの後は、それも仕方なかったと思う。あの試合は勝ちを取りに行くべきだったから。でも、今のこの時期は本当に大変なんだ。3つのコンペティションを戦いながら、常に100%で競争力を保つのは簡単じゃない。今日のような素晴らしい結果を手にしても、それコンスタントにやるのが難しい時もある。だからこそ、持っているものすべてを出し切らないといけない」
サン・シーロでのセカンドレグ、勝ち抜けるには何が必要?
「まったく違う試合になると思う。相手はもっと攻めに出てくるだろうし、僕たちはその中でボールを奪って、しっかりと整理して攻撃につなげることが必要になる。簡単ではないよ。バイエルンは強いチームだからね。でも、僕たちはしっかりと戦って、何よりチャンスを無駄にしない冷静さと決定力が必要になる」