バイエルン・ミュンヘンに敵地で先勝、準決勝に一歩近づく
インテルは8日、UEFAチャンピオンズリーグ準々決勝ファーストレグでバイエルン・ミュンヘンと対戦し、敵地で2-1と先勝した。イタリアメディアの選手採点を紹介する。
インテル、バイエルン戦の主な採点
アレッサンドロ・バストーニ
FcInterNews:7.5 – 試合終了まで歯を食いしばってプレーを続け、疲労と軽い負傷を抱えながらも一歩も引かなかった。ヨーロッパの舞台でも通用するビルドアップの質を見せつけ、特にミュラーの決定的なシュートをブロックした場面は守備面でのハイライト。精度の高いカバーリングがチームを救った。
TMW:6.5 – 試合を通じて守備に奔走し、右へ左へカバー。終盤にはミュラーのシュートを体を張ってブロックした。だが、同選手に同点弾を許した場面ではやや対応が甘かった。
ニコロ・バレッラ
FcInterNews:7 – 前半のインテルの2度の決定機を演出し、バイエルンのタイトな守備バランスを崩す術を理解していた。ドイツの厳しいプレッシャーの中でも冷静にボールを扱い、試合に完全に入り込んでいた。フィジカルコンタクトも厭わず、存在感を発揮。
TMW:8 – 「インテルの中でバイエルンでプレーできる選手は誰か?」という問いに、真っ先に名前が挙がる存在。劣勢の場面でも冷静で華麗なプレーを見せ、試合終盤にはカルロスに決定的なパスを供給した。
ダヴィデ・フラッテージ(→74分)
FcInterNews:6.5 – 守備的な役割を任されたが、ライマーにクロスを許す場面ではビセックと共に準備不足を露呈。それでも終盤に突如として輝き、キャリア最大級とも言えるゴールを決めた。
TMW:7 – 最も輝く日にして、最も深い夜。ベンチからの「黄金の一手」となり、新たなスタートを切るきっかけとなるか。
カルロス・アウグスト
FcInterNews:7 – 30分のシュートミスは信じがたかったが、それ以外では高評価。難しい任務であるオリーセのマークをこなしつつ、前線にも果敢に上がった。決勝点を導くクロスは、まさにディマルコを彷彿とさせるものだった。
TMW:7 – 守備では苦労したが、攻撃参加に転じてからはインテルのチャンスを多く演出。最後は2-1のクロスで決定的な貢献。
ラウタロ・マルティネス
FcInterNews:8 – 真のカピターノとして、最も重要な場面でチームを引っ張った。前半のプレーは圧巻で、美しいゴールも決めた。疲労が見える後半でも懸命に走り、最後にはカルロス・アウグストに通す絶妙なパスで勝利につながる起点をつくった。
TMW:8 – ベストバージョンのトーロ。前線で献身的に守備もこなし、少ないチャンスを確実に仕留めた。終盤にはボールキープから決勝点の起点になった。
シモーネ・インザーギ監督
FcInterNews:8 – チャンピオンズリーグ仕様のインテルを披露し、相手の守備の隙を突くプレーを指示。前半はリスクを冒しながらも互角に渡り合い、先制に成功。後半は守勢に回るも、最後はフラッテージのゴールで試合を決めた。欧州の舞台にふさわしい采配。
TMW:7.5 – インテルの負傷者が話題にならなかった一方で、ミュンヘンでの勝利は語り継がれる。内容も気持ちも詰まった名勝負を演出。5月31日に再びアリアンツ・アレーナで戦うための大きな一歩となった。