インテルに可能性を感じる元バイエルンFW
かつてバイエルン・ミュンヘンで活躍した元フランス代表のフランク・リベリが、8日付『ガゼッタ・デッロ・スポルト』のインタビューに応じた。
バイエルンは2009/10シーズンにUEFAチャンピオンズリーグ決勝でインテルと対戦し、0-2で敗れた。リベリは準決勝セカンドレグでイエローカードを受け、決勝は累積警告で出場できなかった。
当時を振り返り、リベリが次のように語った。
「すごく辛かったよ。でもキャリアの中で、すべてをコントロールできるわけではない。僕がピッチにいたらバイエルンがインテルに勝てたかどうかはわからない。負けていたかもしれない。でも、少なくとも僕はもう一つの武器になれたはずだと思っている」
インテルとの一戦をどう見ている?
「拮抗していて、情熱的で予測不能な試合になると思う。見応えのある試合だよ。両方ともビッグクラブだけど、バイエルンに欠場者が多いのは残念だ。こういう試合では、100%を超えるレベルが求められる。身体もそうだけど、特にメンタル面が重要だ。バイエルンは常にバイエルンだけど、今のインテルも同じ高さにいる。組織力や堅さの面でも同等で、本気でこのタイトルを勝ち取れるチームだと思う。
このインテルの秘密はシモーネ・インザーギ?
「シモーネは見事に機能するチームを組み立てた。彼のチームは明確なアイデンティティを持っている。僕は彼のように、自分を試すことができる人間が好きだ。兄のピッポも同じタイプだね。僕は短い間だけどサレルノで彼のテクニカルスタッフをしていたことがあって、すぐにお互い理解し合えた。カンピオーネ同士ってそういうものなんだ。多くの言葉は必要ないね」
元チームメートのリリアン・テュラムの息子の成長についてはどう感じている?
「リリアンと数分話すだけで、マルクスがなぜこんなにしっかり育ったのかが分かる。あの家族には、素晴らしいメンタリティがある。マルクスは近道などないと理解していて、必要な成長のステップを一つ一つ踏んでいる。彼が走る姿を見るのはうれしいし、ラウタロとのコンビネーションも見ていて楽しいよ」
ラウタロ・マルティネスとハリー・ケイン、どちらにアシストしたい?
「どちらでも構わないよ。2人とも問題を解決してくれる存在だ。言葉は少なくても、結果で示してくれる選手たちだね」