ボローニャ監督「ハイレベルな試合ができた」
7日に行われたセリエA第31節のボローニャ対ナポリは、1-1の引き分けに終わった。5日にインテルがパルマと引き分けていたが、ナポリはこのチャンスをいかせず、勝ち点差は3のままとなっている。
試合展開
ナポリは好調ボローニャを相手に立ち上がりから主導権を握った。18分にザンボ=アンギサの中央突破で先制したあとも高い集中力を維持。ルカクが前線で身体を張り、後方から押し上げるスタイルで追加点を狙った。
ボローニャは、試合前にファーガソンがももに違和感を訴えて欠場。さらに前半途中にはGKスコルプスキが内転筋を痛めて退く予期せぬ事態が続いた。
それでも、後半になって反撃。ルカクに入るボールを抑えることに成功しだすと、64分に同点弾が決まった。左サイドからオドゴールがグラウンダーのクロスを入れると、ニアでエンドイが軸足の裏を通すヒールシュートを放つ。地面に叩きつけて弾ませたボールがゴールに吸い込まれた。
その後もボローニャが攻勢を維持したが、ナポリも終盤にチャンスをつくった。だが、どちらも2点目を決められず、勝ち点1を分け合う結果に終わった。
試合後コメント
クリスティアン・ステッリーニ(ナポリ助監督)
「前半は非常に良い出来だった。我々はこの試合をアグレッシブさとプレー内容を意識して準備してきた。後半は少し物足りなかった。守ろうとしすぎてリズムを失ってしまい、苦しくなった。我々は前に出て試合を支配しないと、自分たちのカルチョができなくなる。前半にやれていたことができなくなっていた。もっとボールを動かす意欲を持って成長していく必要がある」
「後半はルカクへのボールが減った? そのとおりだ。ボローニャのプレッシャーが激しかったし、こちらの動きの質も落ちてしまった。その結果、ボローニャのDFが対応しやすくなり、ルカクが前で潰される場面が多くなった。ミスが増えたのも、ボローニャの出来が良かったからだ」
ヴィンチェンツォ・イタリアーノ(ボローニャ監督)
「我々の状態は良く、非常に強い相手に対してまたしても素晴らしいパフォーマンスができた。前半も私は嫌いではなかった。ルカクに一度チャンスを与えたが、それは起こり得ることだ。後半は本当に素晴らしかった。ミスはほとんどなく、非常にハイレベルな試合だった。選手全員に大きな拍手を送りたい」
ダン・エンドイ
「ヒールシュートは感覚だった。ボールを感じて身体が動いた感じだよ。あのとき、自分にできた唯一のことをしたら、それがゴールになったんだ」