「昨季はボローニャが最も美しかった」
24日にパンキーナ・ドーロの授賞式が行われた。過去にナポリやユヴェントス、ラツィオなどで指揮を執ったマウリツィオ・サッリが、『スカイ』のインタビューに応じている。
パンキーナ・ドーロの投票はチアゴ・モッタ
「これはちょっと変わった賞で、2023/24シーズンを対象にしている。だが、実際にはこの9カ月の間にいろんなことが起きて、投票の仕方も変わってくる。もし最終節の後に投票していたら、チアゴ・モッタが受賞していたかもしれない。私は彼に投票した。昨季のボローニャは、もっとも美しいサッカーをしていたからだ。でも、何カ月も経つと、人々は簡単に忘れてしまうものだね」
現在はフリー
「調子はどうかって? 普通だよ。我々みんながそういう時期を過ごすように、私も選手や試合を観て、アップデートしようとしているところだ」
カルチョと世界のフットボールの傾向
「イタリアでは守備重視、マンマークへの回帰があるように見えるが、我々の国ではそれが“ヨーロッパ的なサッカー”と解釈されがちだ。私はヨーロッパの5〜6リーグを追っているが、そういった傾向が顕著だとは感じていない」
「向こうでは、2005年や2006年生まれの選手がピッチに立っているが、ここではそれが難しい。我々はそうした若手たちをよく見る必要がある。そういうチームは我々にとってのヒントになるし、見る価値はある。中〜上のクオリティがあり、個性的だ」
ユヴェントスの監督にラツィオで自身の後任になったイゴール・トゥドールが就任
「外から見ていると判断するのはいつだって難しい。内部には我々からは見えないし理解もできない力学がある。結果が出ないときは、そういった力学が選択に影響することもある」
スクデットレースについて
「今季は非常に不確実な展開になっていて、アタランタが最後まで戦い抜いてくれたらうれしい。とても美しい物語だからだ」
「インテルやナポリは最初からその自信を持っていた。こうして最後まで争うリーグになったのは素晴らしいことだ」
「今日、私はコンテと話す機会があった。彼がナポリの人々に惚れ込んでいる様子が見られてうれしかったよ。ナポリという街はそうさせる力を持っている。それがすごくうれしかった。私がどこで再び監督をするかって? それは、呼んでくれたときに、感情と情熱、そして強いモチベーションが自然と湧いてくる場所だ」