コミュニティもよろしくお願いします【Discordはこちら】

インザーギにも桜が咲く? 満開の瞬間を待つインテル

【写真】Marco Iacobucci Epp / Shutterstock.com

データにも表れている復調、ピークはこれから?

インテルは、この瞬間を待ち望んでいたのかもしれない。『ガゼッタ・デッロ・スポルト』が18日、最近の好調について取り上げている。

インテルは2月にフィオレンティーナ戦を0−3で落とし、ユヴェントスにも0−1で敗れた。試合内容も優れないことが多かったが、最近は調子を上げており、リーグ戦前節のアタランタ戦も完勝と言える内容だった。

『ガゼッタ』は、「シモーネ・インザーギ監督も“桜”を咲かせる。日本の春の象徴と言える花で、2月末に咲き始め、アッピアーノ・ジェンティーレの道を青と黒に染めた」と切り出し、「春の到来とともにインテルは再びスピードを取り戻し、本格的に目覚めたのだ」と綴った。

同紙は、インテル復調のカギが、ハカン・チャルハノールやヘンリク・ムヒタリャンといったベテランのコンディションにあると指摘した。

復調したハカン・チャルハノール

チャルハノールの好調はデータにも表れている。今季はケガによる離脱が多く、コンディション不良に悩まされていたが、直近1カ月で2得点1アシストを記録、90分あたりのアシスト期待値(xA)は1.5となっている。シュート数は8月〜2月中旬に比べて約15%増加しているとのことだ。

走行距離

『ガゼッタ』は、アタランタ戦におけるインテルの選手たちの走行距離にも着目。アタランタ戦で最も長い距離を走ったのはニコロ・バレッラ(9.296km)。続いて、カルロス・アウグスト(8.734km)、チャルハノール(8.111km)、バンジャマン・パヴァール(8.542km)、フランチェスコ・アチェルビ(8.819km) がトップ5に入った。

アタランタ戦はチームの総走行距離が117.254kmだったのに対し、ナポリ戦は114.176kmだった。最近の試合は平均で116kmを記録しており、チーム全体のコンディションが上がってきている様子だ。

3冠は口だけの目標ではない?

2月の不振は騒ぎになり、チャルハノールの不調も注目された。だが、このコンディションの波があらかじめ想定されたものだったとしたら、インテリスタの期待はさらに高まる。

『ガゼッタ』は、「クラブワールドカップを含む4大会を戦い抜くため、ファビオ・リペルト率いるコンディショニングチームが、綿密な計画のもとでフィジカルトレーニングを実施している」とし、シーズンの決定的な時期に備えて調整しているのではないかとした。

今回の代表ウィークで負傷者が数人回復する見込みのインテル。4月は満開の「桜」がみられるだろうか。

この記事が気に入ったら
フォローしてね!