コレア、アルナウトビッチ、フラッテージ放出で予算は浮く見込み
インテルは今夏、レアル・マドリーから若手有望株を迎える可能性が報じられている。アルダ・ギュレルとニコ・パスの話題が頻繁に伝えられており、どちらがくるのか、注目が集まっている。
ただ、『FcInterNews』は、両方獲得するというのもあり得ない話ではないと指摘。クラブの現状の予算を整理した。
インテルは黒字
インテルは今夏、大幅な黒字を見込んでいる。ホアキン・コレア、マルコ・アルナウトビッチ、ダヴィデ・フラッテージの放出で、人件費が大幅に削減される見込みだ。
フラッテージの後釜となるペタル・スチッチは移籍金1400万ユーロ、サラリーはクリスティアン・アスラニと同程度で、そこまで予算をひっ迫しない。
そのため、積極的な補強が可能だという。
ダブル獲りは予算内?
インテルが求めるのは、ヘンリク・ムヒタリャンの後継者になり得る質の高い選手。クオリティーに見合う金額を出す必要があるが、あくまで適正価格で獲得することが重要だ。想定される移籍金と現在の年俸は以下のとおり。
- アルダ・ギュレル:推定移籍金4000万ユーロ / 年俸250万ユーロ
- ニコ・パス:推定移籍金3000万ユーロ / 年俸50万ユーロ
アルダ・ギュレルとニコ・パスを上記の移籍金で獲得し、5年の償却で計算すると、1年あたりのコストは次のようになる。
- アルダ・ギュレル(4000万/5年)+(年俸税込み648万ユーロ)=1448万ユーロ
- ニコ・パス(3000万/5年)+(年俸税込み370万ユーロ)=970万ユーロ
コレア、アルナウトビッチの放出によるコスト削減は約2489万ユーロで、アルダ・ギュレルとニコ・パスを合計すると2418万ユーロで、ほぼ同じ予算に収まることになる。
机上の空論…?
コレアとアルナウトビッチを手放す前提ではあるが、FW補強が考慮されていない点を踏まえると、単純な計算にはならない。それでも、理論上は実現可能なシナリオと言えるかもしれない。