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ベルゴミ「インテルの3冠は可能だが、バイエルンが有利」

険しい道のりを予想するインテルのレジェンド

インテルはイタリア勢唯一のUEFAチャンピオンズリーグ・ベスト8進出チームとなり、準々決勝でドイツの強豪バイエルン・ミュンヘンと対戦する。ジュゼッペ・ベルゴミが13日の『ガゼッタ・デッロ・スポルト』でコメントを残した。

インテル対バイエルンはどんな試合に?

「隠すことはない。バイエルン相手にインテルは本命ではない。コンパニのチームには1対1に強い選手がそろっていて、インテルを苦しめる可能性がある」

「フェイエノールトもスピードのある選手を使って同じことを試みた。ファーストレグではオスマン、火曜日はスリティがそうだったね。インテルはフィジカルが強いチームだが、オープンスペースではこうしたタイプの選手に苦しむことが多い。そしてバイエルンにはこの手の選手がたくさんいる。ムシアラ、サネ、コマンだ」

「インテルにとって不利なのはセリエAとの両立だ。(ブンデスリーガで首位の)バイエルンはレバークーゼンに8ポイント差をつけており、インテル戦の前の2試合は主力を温存するだろう。一方でインテルにはそれができない。カンピオナートも考えながら戦う必要がある」

「ただ、ラウタロとテュラムには大いに期待している。バイエルンのような強固な守備を崩すにはゴールが必要で、インテルにはそれができる力がある。それからムヒタリャンとチャルハノールにも注目だ。インザーギの最大の武器はチームとしての戦い方だ。バイエルンのホームで堂々とボールを動かし、プレッシャーをかいくぐって試合を支配すること。これが勝つためのカギになる。バイエルンにはムシアラ、そして何よりもケインがいる。彼はすでに32ゴールを決めている。まだ3月だというのにね」

どうエネルギーを配分すべきか

「4月はどのチームにとって非常に厳しい月になる。インテルはバイエルンとの2戦に加え、ミランとのコッパ・イタリア準決勝、そしてカンピオナート4試合を戦わなければならない。昨季はCLのベスト16で敗退していたが、それでもカンピオナートでは2位に15ポイント差をつけていた。決勝に進んだシーズンも、ナポリが独走していたので状況が違った。今回はそうはいかない。インザーギはローテーションをうまく使いながら、ベストメンバーを組む必要がある。熾烈な戦いになる。すべてのチームが関わることになるが、最終的には4月が”真実の月”になるだろう」

インザーギの3冠は可能か

「可能だが、いくつかの要素を考慮する必要がある。2010年のときは、今のようなライバルの競争はなかった。当時と比べるとアタランタ、ナポリ、ユヴェントスなど、今はほぼすべての強豪がタイトル争いに絡んでいるし、今後もその状況は続くだろう。それでもインテルはセリエAで最も強いチームであり、それは2010年も同じだった。チャンピオンズリーグはもちろん難しいが、インザーギはすべてのタイトルを狙うだけの力を持っている」

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