監督として初のCLに臨む名ストライカー
インテルは5日、UEFAチャンピオンズリーグ・ラウンド16ファーストレグでフェイエノールトと対戦する。フェイエノールトのロビン・ファン・ペルシ監督が前日会見に臨んだ。『スカイ』などがその様子を伝えている。
ミランを下してチャンピオンズリーグの決勝トーナメントに進んだフェイエノールトだが、エールディビジでは苦戦が続いており、先月23日にファン・ペルシが監督に就任した。クラブのレジェンドは選手として何度も戦った舞台に監督として初めて臨む。
会見での主な発言は以下のとおり。
フェイエノールトのチャンピオンズリーグに対する過去の試合はどう見ていた?
「家でテレビの前に座っていた。ミラン戦であのゴールが決まったときは、思わず飛び上がったよ。フェイエノールトにとって素晴らしい瞬間だったと思う」
エールディビジでは厳しい状況だが、チャンピオンズリーグでは魔法のような雰囲気がある。それをどう説明する?
「例えばバイエルン・ミュンヘンをホームに迎えること。これがデ・カイプの魔法だ。違いは何か?それは明日、自分自身で経験することになる。待ち遠しいよ。監督としてのチャンピオンズリーグ初戦だ。選手たちの調子もいい。自分も準備万端でポジティブな気持ちだ」
監督としての緊張感は、選手時代と同じか?
「まったく異なる世界だ。選手として最も大切なのは、コンディションを維持し、高いパフォーマンスを発揮すること。だが、監督はそれらすべてのプロセスを同時に管理しなければならない。同じ一日で、まったく異なる世界を行き来することになる」
ステファン・デ・フライについてどう思う?
「彼がクラブに来たとき、学ぶことに貪欲な選手だったのを覚えている。自分がプレーした試合について、どういう状況でどう対処したのかを知りたがっていたね」
パイションがより高いレベルへステップアップする可能性は?
「もちろん可能性はある。ウォーカーとの対戦でそれを示した。ただ、彼はフィジカル的にもメンタル的にも、フェイエノールトでさらに成長できるポテンシャルを持っている。向上心があり、楽しんでプレーしている。こうした要素がトップに到達するために必要な条件だ。できればすぐに移籍することは避けたいが、いずれその時が来るだろう」
ラマダンを守っている選手はいる?
「いる。5人だ。これは考慮すべきことだ。彼らは少し遅れて来て、少し早く帰る。それはずっと前から続いていることだ」
明日の試合はどんな展開になると思う?インテルが有利だと考える?
「ボールを持つ時間は我々の方が長くなるかもしれない。だが、それが必ずしもチャンスを多くつくれることを意味するわけではない。そこが試合のポイントだ。そして、攻撃の後の守備も重要になる。インテルの強さは、トランジションの速さにあるからだ」
インザーギはヨーロッパのトップ監督のレベルにあると思うか?
「インテルからゴールを奪うのは非常に難しい。我々にとっての大きな挑戦は、彼らにスペースを与えないことだ。なぜなら、彼らのトランジションは非常に多彩だからだ。これが彼らの強みでもあり、弱みでもある。我々がスペースを見つければチャンスをつくることができるが、逆に彼らに隙を突かれる可能性もある。まさに紙一重の戦いだ。我々にとってもクラブにとっても大きな挑戦だし、トップレベルの相手と戦うことは全員の目標だ」
ケガ人が多いことに何か共通の原因がある?
「ある。しかも、とても明確なものだ。さらに言うなら、我々には最高の医療スタッフとパフォーマンスチームがそろっていると確信している。周囲の環境の質には満足している。これを踏まえ、我々は原因を特定できたと思っている。その詳細については控えさせてもらうが…」