「左サイドは厳しい状況だが、バストーニやアチェルビのような左利きの選手がカバーしてくれる」
インテルは5日、UEFAチャンピオンズリーグ・ラウンド16ファーストレグでフェイエノールトと対戦する。シモーネ・インザーギ監督が4日、記者会見や『スカイ』、『インテルTV』でコメントを残した。
ファーストレグの重要性
「サン・シーロでの試合が控えているが、この熱狂的なスタジアムで良い試合をしなければならない。監督が変わったとはいえ、フェイエノールトはチャンピオンズリーグでバイエルン、ミラン、シティと対戦し、素晴らしい結果を残してきた。集中する必要がある」
システム変更について考えたことは? バストーニはどんな役割を果たせる?
「バストーニは大いに助けになってくれるだろう。どのチームも、自分たちのプレースタイルに基づいてビルドアップするものだ。ボールを持っているとき、相手が持っているとき、それぞれの状況で動き方が変わる。例えば、右のウイングバックが前に出たとき、守備は実質4バックになることが多い」
明日の先発GKは?
「ゾマーは素晴らしい仕事をしてきたし、すでに完全に回復している。でも、明日はマルティネスがプレーすることになるだろう」
明日のメンバー選びはどう考えている?
「我々は厳しい状況にある。それは分かっている。ただ、今はシーズンの重要な時期だ。ナポリ戦での欠場者に加え、ディマルコも離脱した。左サイドは厳しい状況だが、バストーニやアチェルビのような左利きの選手がカバーしてくれるだろう」
インテルはあなたが監督に就任してから、チャンピオンズリーグで59.5%のクリーンシートを記録している
「素晴らしい数字だね。チームの成功は守備面にかかっていると言っていい。守備というとディフェンスラインのことだけを考えがちだが、実際にはフォワードも含めたチーム全体の働きが重要になる」
どんな試合展開を予想している?
「フェイエノールトはフィジカルが強く、クオリティのあるチームだ。このスタジアムの雰囲気も簡単ではない。ラツィオにいたとき、2000年にここでプレーしたことがあるが、本当に熱いスタジアムだった。監督は変わったが、彼らはリーグ戦でもチャンピオンズリーグでも良い試合をしている。1週間後にはセカンドレグが控えているが、まずは明日の試合に全力を尽くす。選手たちはこの1日半で素晴らしい準備をしてくれた」
テュラムとチャルハノールの状態は?
「テュラムは通常通りトレーニングをこなしている。チャルハノールも今朝チームと一緒に練習した。中盤の選手は全員そろっているので、誰を起用するかはまだ決めかねている。一方で、ほかのポジションについては、明日のウォームアップを見て判断することになる」
試合数が多いことに不安はある?
「3つの大会を戦うのは素晴らしいことだし、試合をこなすのは好きだ。毎年、同じように挑んできた。勝利を目指し、競争力を維持し、ファンやクラブに喜びを届けたい。その中で、今は左サイドに大きな問題を抱えている。5人いるウイングバックのうち、左でプレーできる4人が同時に負傷するなんて、監督になってから初めての経験だ。でも、ここに至るまでの努力を考えれば、我々は自信を持って進んでいく」