セリエA首位攻防戦でコンテに秘策はあるのか
3月1日にインテル対ナポリのセリエA首位攻防戦が予定されている。インテルは第26節でジェノアに勝利したが、ナポリはコモに敗れ、首位が入れ替わって天王山を迎える。
インテルも万全とは言えないが、ナポリの状況はさらに深刻で、2月のカンピオナートでは白星がなかった。直近4試合で3分け1敗と苦しんでおり、大一番に向けて不安な状況だ。
ナポリの状況について、かつてインテルで監督を務めたこともあるアンドレア・ストラマッチョーニが『ラジオ・キスキス』で次のように語った。
「コモ戦は驚きだった。前半はナポリが試合を完全に支配していた。決定機こそ少なかったものの、前半はナポリが一方的に攻めていた印象だった。だが後半に入って流れは一変した。ルカクを交代させたのは、おそらく背後のスペースへの攻撃を意識してのことだろう。試合後のコンテは、怒っているというよりも落胆している様子だった」
「以前のナポリは、先制点を奪えば相手が得点を返すのが難しかったが、今は簡単に失点してしまっている。3-5-2のシステムを採用した試合ではゲームの主導権を握れず、ピッチ上での距離感も良くなかった」
「ナポリは再び4-3-3に戻すか? インテル戦で実行するかは分からない。オカフォーは加入してまだ1カ月だし、ラスパドーリはスパレッティのもとでサイドの経験があるとはいえ、コンテがそうするかは本当に読めない。もしかするとコンテはインテルと同じ3-5-2を使い、ミラーゲームを仕掛けるかもしれない」