ボローニャ戦で監督としてセリエAデビューを果たす元インテル&ローマのDF
パルマは20日、クリスティアン・キヴ監督の就任会見を行った。ファビオ・ペッキアの後任としてチームを指揮することになった新指揮官が、意気込みを語っている。
現役時代にローマやインテルで活躍したキヴは、引退後にインテルの育成組織で指導者となった。2021年夏からはプリマヴェーラの担当となり、2021/22シーズンにカンピオナート・プリマヴェーラ優勝を成し遂げるなど成果を残し、2023/24シーズン終了をもって退任した。
トップチームの指揮官として新しい挑戦を始めるキヴ監督は、次のように語った。
「私を選ぶという勇気を持ってくれたクラブに感謝している。ここには長期的なプロジェクトがあり、その一員になれてうれしい。まずはチームを知ることが最優先だ。選手のキャラクターを理解しながら、次の試合に備えたい」
「最初の数日はすごく忙しいね。次々と人に会い、いろいろなことがめまぐるしく起こる。だが、一番大事なのは結局チームのことだね」
キヴ監督の初陣は、同じエミリア=ロマーニャ州のライバルであるボローニャとのダービーマッチだ。
「戦術については言えない。ヴィンチェンツォ・イタリアーノに情報を与えてはいけないからね。ボローニャは優れたチームで、彼らは自分たちのスタイルを持っており、心配はしていないだろう。ただ、セリエAではどのクラブも簡単に勝ち点はくれないものだ」
パルマは現在降格圏に低迷している。
「ここは若くて才能のある選手が多くいる。クラブも彼らの育成に力を入れている。我々は結果を出しつつ、彼らに成長の機会を与えることが使命だ。いまのチームは、結果が出なかったことで自信を失っている。私はまず、自信と勇気を取り戻すことを意識している。ポジティブに、信じる気持ちが重要だ」