解決策は「プレー時間」のみ?
セリエA直近4試合で1勝1分け2敗と苦しんでいるインテルは、ハカン・チャルハノールのパフォーマンスに注目が集まっている。
今季、負傷で度重なる離脱があったトルコ代表MFは、1月にふくらはぎを痛めて離脱。第23節ミラン戦で復帰したものの、パフォーマンスが良くなく、不振の一因と見られている
18日の『ガゼッタ・デッロ・スポルト』は「インテルを勝利へと導く閃きのあるレジスタではなく、中盤の弱点と化してしまった」と記した。同紙の選手採点は前半戦の13試合の平均が6.33だったのが、直近4試合の平均は5.12だと指摘している。また、チャルハノールのミスから相手の得点が生まれることが多いことも強調した。
『コッリエレ・デッロ・スポルト』は「インテルはトルコ人司令塔の光を見失った」と表現。「シモーネ・インザーギは、彼を起用して早く調子を上げさせるか、コンディション不良を考慮してベンチに置くかという板挟みに陥っている」とした。
パフォーマンスの低下は数字にも表れており、同紙によると、負傷前のチャルハノールのデュエル勝率は57%から32%に、セカンドボール回収率は54%から31%にまで低下。1試合あたりのチャンス創出数は1.9から0.5に、ボール奪取数も5.7から2.1まで下がっているという。
試合に出てフィジカルコンディションが上がっていけば本来のチャルハノールに戻るという意見が多いが、それがいつなのかは分からない。手遅れになる前に輝きを取り戻したいところだ。