フィオレンティーナ戦でインパクトを残す
コモのニコ・パスがまた評価を高めている。16日、セリエA第25節のフィオレンティーナ戦での活躍が話題だ。
ニコ・パスは1点リードで迎えた66分、ペナルティエリア内でパスを受けると、斜め後ろに持ち出し、左足でシュート。ルカ・ラニエリに当たって、ゴール左隅に縦回転のシュートが決まり、強敵からの勝ち点3獲得に貢献した。
『TMW』はニコ・パスに7の採点を付け、「前半は地味な仕事に徹していたが、後半にゴールを決めた。デ・ヘアはノーチャンスだった」と称賛。『ガゼッタ・デッロ・スポルト』は7.5の採点だった。
ニコ・パス本人は、試合後のインタビューで、「僕のゴールも良かったけど、アサン・ディアオのゴールの方がすごかったよ。僕のゴールはラニエリにちょっと当たっていたからね」と話したが、2人とも高評価を受けたのは確かだ。
ニコ・パス移籍のカギはレアル・マドリー
ニコ・パスはインテルが以前から注目しているFWで、夏の獲得がたびたび噂になっている。昨年夏にコモが完全移籍で獲得したものの、レアル・マドリーが買い戻し条項を持っているため、今後の去就は読みにくい。
レアル・マドリーの買い戻し条項は、行使時期によって金額が異なり、2025年夏なら800万ユーロ、2026年夏なら900万ユーロ、2027年夏なら1000万ユーロと伝えられている。
『TMW』は、インテルがレアル・マドリーの買い戻しを望んでいると指摘。コモはニコ・パスを放出不可と位置づけているため交渉が難しいが、レアル・マドリーであれば交渉の余地があるとみている模様。交渉相手がレアル・マドリーになることを待ち望んでいるとした。