インテルは最終的にどのストライカーを選ぶのだろうか。『コッリエレ・デッロ・スポルト』は25日、ロメル・ルカクとエディン・ジェコの状況について語った。
マウロ・イカルディを放出リストに載せているインテルは、ルカクかジェコのどちらかを獲得しようとしている。しばらくルカク獲得を優先していたが、高額移籍金がネックとなり、この数日で一歩後退したと言われているところだ。
しかし、インテルはまだルカク獲得の可能性を探っている。とはいえマンチェスター・ユナイテッドの要求額を用意することはできないため、相手に移籍金+選手というオファーで納得してもらうしかない。インテルとしてはイバン・ペリシッチを差し出したい方針だが、現時点でユナイテッド側の反応は良くないという。かつては興味を持っていたが、30歳という年齢を心配しているようだ。
一方で、ルカク獲得を逃したときに獲得したいジェコについては、来週の月曜日にローマとの話し合いが行われる予定。この日はセリエA新シーズンの日程を決めるプレゼンテーションがあるため、ベッペ・マロッタCEOが直接交渉を行う模様だ。
ただ、ジェコの獲得交渉もうまくは進んでいない。ローマは設定した移籍金(『ガゼッタ』は2000万ユーロ、『コッリエレ』は1800万ユーロ)を下げるつもりはなく、インテルが提示している1200万ユーロとは大きな開きがある。
『ガゼッタ・デッロ・スポルト』は25日、「ローマがインテルに強烈なメッセージを送った」と見出しを付けた。前日のプレシーズンマッチでパウロ・フォンセカ監督がジェコにキャプテンマークを託したことを取り上げ、簡単に手放す意思はないことを外にアピールしたと伝えている。
インテルのアントニオ・コンテ監督は、チームづくりのために早く補強が終わることを強く望んでいる。イングランドの移籍市場閉鎖も近い。そろそろ決着へ向かうだろうか。