冷静に白星を取り戻し満足のインテル指揮官
インテルは10日、セリエA第24節でフィオレンティーナと対戦し、2−1で勝利を収めた。インテルは先週、セリエA第14節延期分のゲームでフィオレンティーナに0−3と完敗していたが、サン・シーロで無事リベンジに成功。勝ち点3を加えて、首位ナポリとの勝ち点差を1とした。
シモーネ・インザーギ監督が試合後の会見と『DAZNイタリア』で残したコメントを『FcInterNews』が伝えている。
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この勝利の価値
「選手たちは本当によくやった。ティフォージも素晴らしい雰囲気をつくってくれたし、チームにとって重要な試合に勝つことができた。前半も後半も成熟したプレーができたし、このフィオレンティーナを相手に勝つのは簡単ではなかった。木曜日よりも速さと冷静さを持ってプレーできた。PKの場面を除けば、ゾマーも比較的落ち着いていた」
インテルは敗戦後は必ず勝利で立ち直っている。その秘訣は？
「木曜日の試合をしっかり分析し、選手たちに余計なプレッシャーを与えないようにした。だから昨日は前泊をしなかった。私がチームの支えになるから、外野の声は気にするなと伝えた。結果として、選手たちは素晴らしい試合をしてくれた。この勝利は決して当たり前のものではない」
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「正直、今回は私のことだけが話題になったのがよかった。選手たちには何も言うことがない。この3年半で6つのタイトルを獲得し、チャンピオンズリーグ決勝にも進んだ。私について多くの話が出るのは予想していたが、そのおかげで選手たちは落ち着いて試合に集中できた。彼らもフィレンツェでの試合には納得していなかったし、我々はチャンピオンズリーグとカンピオナートの両方でしっかり戦い続けなければならない。ライバルたちも同じ目標を持っている」
今日は平均年齢がかなり高い選手たちで戦った。若返りが進んでいないことは問題では？
「私はクラブが用意してくれたこのチームに満足している。当然、財政的な制約もあったし、一定の基準を守る必要があったが、今の選手たちと戦う道を選んだ。彼らはこれまで大きな成果をもたらしてくれたし、誰かを切り捨てるようなことはしたくなかった。リスクは理解していたが、それでもこの挑戦を選んだ。インテルをこのレベルで維持し続けたいと思っている」
パッラディーノ監督との間で火花が散っていた
「1−0になった場面のことだね。フィオレンティーナが怒るのは当然だ。私もレヴァークーゼンで同じような経験をした。一瞬、ピリッとした空気にはなったが、それで終わりだ。試合後にPKのシーンを見直したが、あれはPKではなかったと思う。VARが介入したが、1週間前の試合では我々に有利な場面でVARが使われなかった。もしそのとき介入していれば、重要な試合に勝てていたかもしれない。今回のPKは納得できないし、何度見てもVARが介入すべきではなかったと思う」
ゴール後の喜びの意味は？
「ここ数日、我々はできるだけ冷静に試合に向けて準備してきた。外の声はあまり気にしないようにしていたが、今回の批判の矛先が私だったのはむしろよかった。選手たちは本当に素晴らしいパフォーマンスを見せてくれた。フィオレンティーナは2試合とも低い位置でしっかり守ってきたし、木曜日はそれにやられた。だからこそ、今日は集中力を切らさずに戦う必要があった。先制後にPKを取られたが、後半は冷静にリードを奪い返し、カウンターにも気をつけながら戦った」
ここがシーズンの分岐点だと感じるか
「間違いなく重要な時期だ。ここまでの道のりは素晴らしいし、チャンピオンズリーグでもいい成績を残せている。カンピオナートでは他のクラブも同じ目標を持っているから、一戦一戦が重要になってくる。今日の試合は本当に良かったし、データを見ても内容は申し分ない。ただ、PKで試合が振り出しに戻ってしまったのはもったいなかった。木曜日の試合でも同じようなことがあったが、今日は冷静さを保ち、無駄にイライラすることなく戦えた。フィレンツェでの敗戦は重かったが、しっかり立ち直ることができた」
負傷者の状況
「マルクス・テュラムはまだ様子を見る必要がある。マルコ・アルナウトビッチも同じだ。今日はホアキン・コレアが回復した。フェデリコ・ディマルコは5日間ずっと38度の熱があったから、日曜日までに回復できることを願っている」
