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「フラッテージは私の強引なアイディア」「クリスタンテにはインテルとユヴェントスが関心」。メルカートを振り返るリーゾ

大物代理人が語る矜持

代理人のジュゼッペ・リーゾが、『レプッブリカ』のインタビューで冬のメルカートを振り返った。『TMW』がその内容を伝えている。

リーゾが代表を務めるエージェンシー「GR Sports」には、ダヴィデ・フラッテージ(インテル)やブライアン・クリスタンテ(ローマ)、ダニエル・マルディーニ(モンツァ→アタランタ)、リッカルド・ソッティル(フィオレンティーナ→ミラン)など、この冬に移籍の話題が出た選手が多く在籍している。

この冬の移籍のカギを握ったリーゾが、次のように語った。

「今回の1月の移籍市場は、近年ではなかなか見られなかったほど面白く、激しい市場だった。ミランは大きく変わったし、ユヴェントスも戦力を強化した。ビッグクラブの中で最も補強の必要性が低かったのは、すでに非常に強いインテルだったね」

ナポリについては?

「売却をしながらもチームを強化することは可能で、それをデ・ラウレンティスは過去にも証明している。特に、コンテのように強い個性を持つ監督がいれば、それが大きなプラス要素になる。そして、ネレスはクヴァラツヘリアと同じポジションでプレーする選手だが、非常に優れた選手だ」

実現しなかった移籍話は?

「ある時点で、クリスタンテにはユーヴェとインテルの両方が関心を持っていた。ただ、どちらのクラブも放出しなければならない選手がいて、それが実現しなかった。結果的に、ローマにとっては良いニュースになった。彼はチームの柱であり、カピターノ候補でもあり、経験と個性を持つ重要な選手だからね。少なくとも6月までは残ることになった」

フラッテージのローマ移籍の噂はどこまで本当だった?

「それは私からのアイディアだった。私の強引な試みだったとも言い換えることもできるかもしれない。ダヴィデがもっとプレーできると思っていたのに実際にはそうならず、彼が落ち込んでいるのを見て、どうにかしたいと思ったんだ。だから彼のために選択肢を探し始めた。それもイタリア国内だけでなくね」

「フラッテージといえばローマというイメージがあるから、それが話題になるのは当然だった。でも、実はリーガや、特にプレミアリーグにも選択肢があったんだ。もしこの移籍が成立していたら、私はクリスタンテをインテルに連れて行こうと考えていたよ。でも、すべてはダヴィデ自身の意思で止まった。彼はインテルに留まることを強く望んでいたからね。チームはすべてのタイトルを狙える位置にいるし、ヨーロッパでも最強クラスのチームの一つだ。ミラノでまだ多くのものを勝ち取れると彼は理解しているよ」

フラッテージの起用法について、あなたは多くの批判を受けましたが?

「私の仕事は、常に選手たちのためになることをすること。ダヴィデは感情豊かな選手で、心を大切にするタイプだ。彼が困難を感じているのを見て、私は彼に決断を委ねる状況を作った。最終的に彼が選んだのはインテルだった。私は彼を強引に動かしたわけではない。むしろ、彼が今いる場所で満足していることを理解する手助けをしたと思うし、それは私自身も同じように感じている」

若手選手の育成については?

「カマルダ、デ・ピエリ、ラヴェッリ、コモットといった才能ある若手がいる。こうした選手たちやその家族の信頼を得るには、どうすればいいのか? 10分前にも、デ・ピエリの父親から電話があって、彼が18歳でインテルのCLデビューを果たしたことについて感謝の言葉をもらったよ。大事なのは、常に真実を伝え、具体的な仕事をすること。何より、彼らの夢を傷つけないことだ。若い選手には浮き沈みがあるが、それを尊重する必要がある。彼らがビッグクラブにたどり着くのを見るのは、私の仕事の中でも最高の瞬間の一つだね」

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