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12年間過ごしたインテルに感謝するラドゥ「ある記憶に苦しめられたけど、誰も僕を一人にしなかった」

フィリップ・スタンコビッチの代役としてヴェネツィアに加入

移籍市場の最終日にヴェネツィアへの移籍が決まったヨヌーツ・ラドゥが、インテルに別れのメッセージを綴った。

ルーマニア人のラドゥは、2013年にインテルの下部組織に入り、その後ジェノアなどで経験を積んで成長した。

2021/22シーズンの終盤、セリエA優勝を争う中で迎えたボローニャ戦で、失点に直結するミスを犯し、話題となった。その後は、クレモネーゼ、オセール、ボーンマスにレンタルされたが、完全移籍には至らず、今季は構想外のままインテルに在籍していた。

そんな中、セリエA第23節のウディネーゼ戦でヴェネツィアのGKフィリップ・スタンコビッチが負傷した。ヴェネツィアは急きょ補強に動き、ラドゥを完全移籍で迎え入れた。

育成組織時代から12年間をインテルで過ごしたラドゥは、自身のSNSでインテリスタたちに感謝を伝えた。

「長い道のりだった…。2012年に大きな夢を抱いてここに来た。ユース時代にはほぼすべてのタイトルを獲得し、18歳でトップチームの扉が開かれた! ただ、僕は違う結末を望んでいた。でも、人生は夢見た通りにはいかないものだね」

「12年間、ポジティブなことも、そうでないこともあったけれど、素晴らしいチームメートと同じロッカールームを共有できたのは誇りだった。彼らはピッチ上ではカンピオーネであり、ピッチ外でも素晴らしい人間だった」

「何より、どんなに辛い時でも僕を一人にしなかったみんなに感謝したい。ある記憶が僕を長く苦しめてきた。でも、これは誰にも経験してほしくない出来事だった。よくある言葉かもしれないけれど、本当に、困難な瞬間こそが人を強くするんだ」

「たくさんの批判を受け、沈黙するしかなかった時期もあった。でも、僕は新天地で本当の自分の価値を証明したい。強い決意を胸に、新たなキャリアの章を刻んでいくつもりだ」

「インテルの仲間、クラブ、そして全てのネラッズーリのファンに最高の成功と幸運を願っています。僕はいつまでもインテルを心に刻んでいます!ありがとう」

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