判定に不満が残るインテル指揮官
インテルは2日、セリエA第23節でミランと対戦し、1−1で引き分けた。ミラノダービー3連敗を免れたあと、シモーネ・インザーギ監督が記者会見や『DAZNイタリア』、『スカイ』のインタビューで試合を振り返った。
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マルクス・テュラムに対するファウルでPKがあったのでは?
「ピッチ上では気づかなかったが、確かにあの場面は残念だった。こういうことが最近よく起きている。ただ、言い訳は好きじゃない。リヤドでの試合、ボローニャ戦のテュラムへのファウル、レッチェ戦のバスキロットのハンド、エンポリ戦のラウタロへのファウル…、毎週5、6回はこういう判定がある」
「でも、それと同じくらい大事なのは、ミランとインテルが素晴らしいダービーをしたということ。3つのゴールが取り消され、3回ポストに当て、明らかなPKも見逃された。ミランの選手層やプレースタイルを考えれば、簡単な試合ではなかった。でも冷静に試合を運べた。ただ、引き分けには満足していない。勝つべき試合だったと思う。とはいえ、ミランは本当にいいチームだ」
VARが介入すべきだった?
「この話をすると長くなるからあまり言いたくはない。でも、ボローニャ戦、リヤドでの決勝、そして今回と、こういうことが続いている。審判が見えにくい位置にいたのは仕方ないとしても、VARがあの場面で介入しないのは理解できない。もちろん、誰でもミスはする。でも、これが4回目、5回目ともなるとさすがに苛立ちが募る。インテルに不利な判定があったときは、まるで討論番組のように議論されるのにね。こういう場面が続くとさすがに腹が立つよ」
インテル側がPKを主張しているシーン
ミラノダービー2連敗の影響はあったのか
「そう思う。試合は均衡していた。前半は少し固さがあったが、これは今季のダービー2試合の影響だと思う。ただ、冷静さは保てていたね」
前半はウイングバックへの指示が多かった。ハーフタイムに修正できたのか
「前半はカウンターを警戒しすぎてしまい、その結果として失点につながった場面もあった。ボールの動かし方やプレーの質をもう少し上げるべきだった。ただ、ダービーという特別な試合だったし、2カ月で17試合目だったことも考えれば、悪くはなかった」
ニコラ・ザレフスキ
「ここ数年ずっと見てきたが、すぐにチームに馴染んだ。彼にはクオリティがあり、チームにこういうタイプの選手が必要だった。今朝からすぐに準備ができていて、これから大きく貢献してくれると思う」
フランチェスコ・アチェルビ
「この3日間しっかりトレーニングしている。フィオレンティーナ戦まであと4日あるし、様子を見て判断するけど、今のところは楽観的に考えている」