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インテルデビューのデ・ピエリが契約延長。父や指導者が語る幼少期

UEFAチャンピオンズリーグに出場した期待のレフティー・ファンタジスタ

インテルのプリマヴェーラに所属するジャコモ・デ・ピエリは、29日に行われたUEFAチャンピオンズリーグのモナコ戦でトップチームデビューを果たした。喜びの余韻は翌日も続いている。

翌30日、デ・ピエリは代理人とともにクラブオフィスを訪れ、契約延長交渉を進めた。オフィスを出たところでメディアの取材に応じ、「全て完了した。問題なかったよ」と語り、2029年までの契約を締結したことを明かし、さらにコメントを残している。

「この素晴らしいクラブでプレーを続けられることがとてもうれしい。両親も喜んでくれた。僕の一番のティフォージでいてくれるからね。すごくうれしいメッセージをもらったよ。勉強(※スポーツ科学を専攻している)も頑張らないとね。でも、次の夢はチャンピオンズリーグでまたプレーすることかな」

叱られていてもリフティング

『コッリエレ・ディ・ヴェネト』は、父マッシモのコメントを紹介。デ・ピエリが8歳だったときのエピソードを語った。

「息子を叱っていたとき、ずっとリフティングを続けていたことがありました。『ボールを置いて、ちゃんと話を聞きなさい』って言ったら、いったんボールを置いたけど、しばらくするとまたリフティングを始めてしまったんです」

「ジャコモの性格は、私にも母のミカエラにも似ていて、芯が強いところがあります。ある日、『インテルから声がかかったら、絶対に止めないでね』って言われたことがあるんです。親としてはそんなことをするつもりはなく、プレッシャーをかけずに、純粋にカルチョを楽しめるよう、見守るだけでしたね」

「美を追求する選手」

FCカザーレで会長を務めるクラウディオ・ペッレグリーニは「うちの大会で彼がプレーしたときを覚えている。30クラブの監督によって大会最優秀選手に選ばれたのが彼だった。とにかく速くて、ゴールへの嗅覚がすさまじかった。父親譲りだと思うよ。彼の父は、かつてこのクラブでプレーしていたからね。リヴェンティーナはすぐにその才能を見抜いたんだ」と述べた。

そのリヴェンティーナ・オピテルジーナでデ・ピエリを指導したアルベルト・モナコは「彼は左利きで、1対1の突破力が非常に高い。何よりも自由奔放で創造性に溢れている」と紹介。「多くの指導者は機能的なプレースタイルを好むが、ジャコモは違う。彼は“美”を求める選手だ」とデ・ピエリを回想した。

今後の飛躍に期待

トレヴィーゾの人口1万人の町、モッタ・ディ・リヴェンツァを13歳であとにし、2020年にリヴェンティーナからインテルの下部組織に移ったディ・ピエリは、18歳でトップチームデビューを果たした。今季のカンピオナート・プリマヴェーラで5得点5アシストを記録している期待の若手は、これからさらに出番を増やしていけるだろうか。

https://twitter.com/Inter/status/1885025107409576130

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