チャンピオンズリーグ・モナコ戦の前日会見に臨んだインテル指揮官
インテルは29日のUEFAチャンピオンズリーグでモナコと対戦する。シモーネ・インザーギ監督が試合前日会見に臨んだ。
引き分けで十分だが、勝ちに行くのか
「計算をするつもりはない。明日夜は最後の一歩を踏み出したい。相手は優れた攻撃陣を擁する良いチームで、組織もしっかりしている。以前対戦経験のある監督が率いているチームだ。モナコには大きな敬意を払いつつ、我々は良い試合をしたいと思っている」
いつものようにローテーションを使う予定か、それともダービーを考えてアプローチを変えるのか?
「まだ検討が必要な部分がある。これまでと同じように変更は行うつもりだが、いくつか迷っている箇所がある。アチェルビとチャルハノールは欠場が決まっており、タレミはレッチェ戦での問題の影響でジムでの調整となっている。彼が回復すればいいが、そうでなければ別の選択肢を考えなければならない」
チャンピオンズリーグは夢なのか、それとも目標なのか?
「これまでの道のりや過去3年半での困難を考えると、多くの努力が必要だったことは明らかだ。最初から覚悟していたことだが、今ではベスト8入りに近づいている。それは簡単なことではない。明日の試合が終わるまでは何とも言えないが、インテルよりも財政規模が大きいクラブでも脱落することがあるのがこの大会だ。どの試合にも危険が潜んでいる」
アルナウトビッチが出場する場合、パートナーは誰を選ぶか?
「FWたちは互いに補完し合えることをこれまでに証明している。アルナウトビッチは良い練習を積んでおり、ラウタロとテュラムも回復したことを示している。明日のモナコ戦の内容に基づいて選択するつもりだ。ダービーのことは考えず、これまでの試合での消耗を考慮して決める」
ハカン・チャルハノールは日曜の試合に間に合いそうか?
「明日は彼に加え、アチェルビとコレアも欠場する。しかし、3人とも良いトレーニングをしており、日曜に向けての期待はある。ただ、最終的な判断は数日後になるだろう。今日も良い動きを見せていたので、希望は持っている」
セリエAでは得点力がある一方、CLでは得点が少ない。その理由はアプローチの違いか偶然か?
「ここまで7試合を非常に集中して戦ってきた。得点数は少ないが、失点もわずか1回、それもこちらのミスが原因だった。我々はCLで必要な集中力と攻撃性を持ってプレーしており、それが結果に反映されている」
ビセックを3バックのセンターで使うことについて
「彼はその役割を果たせることを証明した。レッチェ戦でもそうだったが、成長を続けている。現在は5バックの一員としてプレーしているが、必要があればセンターバックとしてもプレー可能だ。ただ、アチェルビの復帰を待ちながらデ・フライもいるので、状況を見て決める。彼にはその適性がある」
パラシオスやブキャナンが退団する可能性があるが、新たな補強を期待しているか?
「メルカートの話にはあまり関与できない。パラシオスについては話を聞いている。彼は成長中の選手で、この5カ月間で2試合出場しており、その間に成長を見せた。多くのクラブが彼に興味を持っているようなので、おそらくレンタルになるだろう。彼のクオリティを理解したクラブが現れたからだ。一方で予想外の事態で予定していた交代策が取れなかった部分もあった」