モナコ戦で先発が予想されるインテルDF
インテルは29日のUEFAチャンピオンズリーグでモナコと対戦する。バンジャマン・パヴァールが、シモーネ・インザーギ監督とともに試合前日会見に臨み、記者の質問に答えた。
昨季と今季のチームで違いは？
「インテルに来た理由は、できる限り多く勝つため。チームのメンタリティは僕と同じだね。インテルは長年、あらゆるレベルで結果を残している。チャンピオンズリーグは大きな目標だし、僕たちは全試合に向けてしっかり準備している。冷静に取り組んでいて、何年も同じメカニズムでやってきたメンバーもいる。僕も1年ここでプレーしてきて、その一員として馴染んでいる。モナコは強い相手だが、準備を整えて全力で明日の勝利を目指す」
メンタル的には昨季と比べてどんな違いがあるか
「もしサッカーが簡単なら、誰もがわかることだね。でも、いつも勝ち点18点差で優勝できるわけじゃない。僕たちは連戦続きで、ナポリは週1試合しかない。それでもネガティブな結果をいくつか経験してきたが、勝ち点を取り戻せば並ぶ。気持ちは整っているし、それをもう一度証明するつもりだよ」
連戦に対応する秘訣は？
「正直に言うと、試合はどれも同じように準備する。相手がレッチェだろうと決勝戦だろうと関係ない。対戦相手を侮ることはなく、こうした試合に慣れている。プレッシャーは感じていない。やるべきことを理解していて、それを示すつもりだ。守備が堅実なら勝てるんだ」
まだゴールを決めていないが、その理由は？
「特に理由はないと思う。ライプツィヒ戦でケガをする前に、あと少しで決められそうだったけどね。僕の目標はまず守備をしっかりすることだ。クリーンシートの方が重要だし、ゴールが決まればそれはそれでうれしい。もしかしたら明日ゴールが決まるかもしれないね」
デンゼル・ドゥンフリースが絶好調。秘訣はあるのか
「彼は素晴らしい才能を持っている。スピードがあってフィジカルも強く、空中戦にも強い。トップクラスのサイドバックの一人だ。インテルに来る前から彼のプレーを見ていたけど、彼の活躍は目立っていた。彼がこれからも活躍することを信じているよ」
セリエAでの1年半で何を学んだか？
「フランスやドイツと比べて、戦術面でのトレーニングが非常に多い。どうプレスをかけるか、どうトランジションを行うかなど、細かい部分に取り組むね。驚いたというわけじゃないけど、ここまで徹底しているとは思わなかった。そういった点は楽しいと思っているよ」
ビセックの成長をどう見ているか？
「ヤンは大きなポテンシャルを持っている。フランス語も話せるので、よく会話をする。彼が成長していることにうれしく思うし、彼は全力を尽くしてクオリティを見せている。複数のポジションでプレーできるし、健全な競争もある。このまま続けていけることを願っている」
バストーニのようなプレーをしたいと思うか？ または監督の指示で上がらないようにしているのか？
「ミステルから上がるなと言われたわけではない。ミステルには素晴らしいアイディアがあり、自由を与えてくれている。バストーニはこのシステムに何年も馴染んでいて完璧にこなしている。僕には制約はないが、守備を重視しており、ボールを失わないように意識している。適切なタイミングで攻め上がることを考えているが、まだ改善できる部分だと思うね」
チャンピオンズリーグ優勝候補と自覚しているか？
「まだそういった話をする時期ではないね。まずは明日の試合に勝って8位以内に入ることだ。インテルのようなクラブは毎シーズン優勝候補であるべきだけど、今はそのことを考えずに、プレッシャーを増やさないようにしている」
