金銭だけではないローマの課題
インテルのダヴィデ・フラッテージは、ローマへの移籍が連日取り沙汰されている。『コッリエレ・デッロ・スポルト』は18日、この取引が成立するために3つの条件があると記した。
1. 移籍金
これまでに何度も報じられているとおり、インテルは高額の移籍金を要求している。4000万〜4500万ユーロを求めており、ローマはその資金を捻出するために、現有戦力の売却も検討する必要がある。
2. ローマの選手売却
エンツォ・ル・フェーをすでに手放したローマだが、これだけでは足りないとみられており、MFの人数という意味でも、ロレンツォ・ペッレグリーニやブライアン・クリスタンテの去就が注目されている。
ただ、どちらも現在負傷を抱えているため、1月に獲得するクラブがあるかは不透明だ。『スカイ』は18日、クリスタンテにフィオレンティーナが興味を示していると報じており、こちらの進展も気になるところだ。
3. 時間の制約
インテルは高額移籍金を設定しているのに加えて、時間的にもかなりの制約がありそうだ。インテルは1月29日がUEFAチャンピオンズリーグの最終節で、この試合まで登録メンバーを変更できない。そのため、フラッテージが移籍を望み、移籍金を支払うクラブが現れても、インテルはこの試合を終えるまでフラッテージを手放すことはないとみられる。
フラッテージはローマへの移籍を強く望んでいると言われている。選手の希望がローマの動きに良い影響を与えるだろうか。