ポジション争いとローテーションを語るインテル指揮官
インテルは23日、セリエA第17節でコモをサン・シーロに迎え、2−0で勝利を収めた。シモーネ・インザーギ監督が試合後、『スカイ』に残したコメントを『FcInterNews』が伝えている。
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勝ったものの、余裕はなかった
「その通りだ。コモには称賛を送るべきだと思う。とても良い試合をしていた。ただ、相手は常に集中していて、ほとんど隙を見せないインテルと対戦することになった。前半はいつものようなプレーができなかったが、ピッチの状態が完璧ではなかったことも少し影響していた。でも成熟したチームらしい試合ができたと思う。後半はペースを変えれば勝てると分かっていたので、それを実行した」
マルクス・テュラムをここまで成長させた秘訣は?
「彼は本当に良く頑張っている。チームメートやスタッフとともに、常に素晴らしいトレーニングをしている。戦術にも適応して、今も成長を続けているし、ここで止まるつもりもないはずだ。今は彼がチームに多大な貢献をしていて、この調子で続けるべきだと思う。素質は十分にあるからね」
ジエリンスキの加入でフラッテージの出場時間が減っているが、彼のインテルでの将来はどう見ている?
「もちろん、彼には長い未来があると思っている。インテルのようなクラブでは競争があるのは当たり前だ。でも、彼はしっかりと取り組んでいるし、木曜日の試合ではジエリンスキと一緒に90分プレーして素晴らしいパフォーマンスを見せた。それぞれの試合でベストを尽くすことが重要だと思うし、今日もフラッテージとタレミが6分間で求められていたことを完璧にこなしてくれた。この調子で続けるべきだと思う」
ラウタロ・マルティネスが唯一少し調子を落としているように見えるが、練習ではどうなのか。得点が決まれば流れが変わるのか?
「ストライカーにはそういう時期がつきものだと思う。試合をよく見直してみないといけないが、ローマ戦では間違いなくチームで最もポジティブな選手の一人だった。彼はストライカーだからゴールを決めたい気持ちが強いけど、テュラムと一緒に今のようにハードワークを続けるべきだろう。ストライカーには多くを求めているし、ローテーションもしている。ウディネーゼ戦のタレミやアルナウトビッチのように同じ役割をこなす必要がある。彼には『今はこういう時期かもしれないが、チャンスがある限り心配する必要はない』と伝えた。こうやって続ければ、またいつものようにゴールを量産するはずだ」
フィジカル面で特別なプログラムを組んでいる?
「選手をローテーションさせることを意識している。クラブワールドカップもあり、試合が詰まっている状況だから、これまで以上に新しい課題が出てきている。守備では負傷者が多く、少し難しい状況だ。今日もステファン・デ・フライが最終調整を回避した後に無理を押して20分間プレーしてくれて、非常に助かった。目標は全員のコンディションを整えて、ローテーションの幅を広げることだ。カルロス・アウグスト、ビセック、バストーニ、ディマルコも多くの試合に出場しているけど、なんとか回していきたい」