やや精彩を欠くが、コモに2−0で勝利
インテルは23日、セリエA第17節でコモをサン・シーロに迎え、2−0で勝利を収めた。イタリアメディアの選手採点を紹介する。
インテル採点
ヤン・ゾマー
FcInterNews:6.5 — 後半、ニコ・パスの決定的なシュートを冷静にセーブし、クリーンシートを死守。アルゼンチン人選手の攻撃を幾度となく封じ、勝利を支えた。
TMW:6 — それほど難しくないセーブを数回こなす。
ヤン・ビセック
FcInterNews:6.5 — 23分に受けたイエローカードがプレーに影響。しかし、ファデラの動きを封じ、守備では正確でタイミングの良い対応を見せた。攻撃参加時には評価される場面も。
TMW:6.5 — 即席の守備陣で唯一のレギュラーとして存在感を発揮。守備では隙を見せず、攻撃時には積極的に前進。
(→74分) ステファン・デ・フライ
FcInterNews:6 — リードを守る場面で投入され、守備に安定感をもたらした。
TMW:6 — 右CBとして安定したパフォーマンスを披露。
アレッサンドロ・バストーニ
FcInterNews:6.5 — センターバックとしてのプレーに集中し、的確なポジショニングで対応。攻撃面での貢献は控えめだが、相手を封じる守備を遂行。
TMW:6.5 — イタリア代表で経験済みの中央の役割をこなし、守備的な安定を保った。
カルロス・アウグスト
FcInterNews:7 — 守備に専念しつつ、攻撃はある程度ディマルコに任せた。後方でのパス回しに危ない場面があったが、前にスペースがあったときは相手にとって危険な存在に。オリンピコでの得点を「前菜」にして、この試合ではより価値のある得点を記録。ゴルダニガの決定的シーンを阻止したのも大きかった。まさに「キープレーヤー」だった。
TMW:7 — 序盤はぎこちなさが見られたが、時間が経つにつれて動きがスムーズになった。前半終了間際にはディマルコに絶好のチャンスを演出し、後半開始直後には試合を動かす貴重なゴールを決めた。その後も守備で決定的な働きを見せ、もう1点分に値するような重要なプレーを記録した。
デンゼル・ドゥンフリース
FcInterNews:6 — フィジカル面での力強さを見せるも、技術面での課題が目立つ。決定機を外した点は痛い。
TMW:5.5 — ファデラとのデュエルでやや苦戦。攻撃での効果も薄かった。
ニコロ・バレッラ
FcInterNews:6 — 前日まで出場が危ぶまれたが、安定したプレーで中盤を支えた。
TMW:6 — 無理をせず堅実なプレーに終始。
(→74分) ピオトル・ジエリンスキ
FcInterNews:6 — ボールキープで時間を稼ぎつつ、ムヒタリャンへのスルーパスも。
TMW:6.5 — 出場直後に良い流れを作り、試合を落ち着かせた。
ハカン・チャルハノール
FcInterNews:6.5 — 冷静なゲームメークでチームを支える。セットプレーからカルロス・アウグストのゴールをアシストした。
TMW:6.5 — セットプレーでの貢献が光る一方、全体的には控えめな内容。
ヘンリク・ムヒタリャン
FcInterNews:6 — 技術的なミスが目立ったが、試合を通して安定感を発揮。後半にはパフォーマンスを向上させた。
TMW:6.5 — 時折見せるプレーが試合の流れを変える要因に。終盤のミスが惜しい。
(→89分) ダヴィデ・フラッテージ:採点なし
フェデリコ・ディマルコ
FcInterNews:5.5 — 左サイドでの連係が不調。決定機を逃し、攻撃面での貢献が少なかった。
TMW:6 — 攻撃のテンポをつくれず、控えめな内容に終わる。
(→80分) タジョン・ブキャナン:評価なし
ラウタロ・マルティネス
FcInterNews:5.5 — 寒さの影響もあってか、動きがぎこちなく、相手のマークを外したりフリーの味方にパスを送る際の判断が理想よりわずかに遅れる場面があった。試合の中で活躍の糸口を探しながらも、多くのチャンスを見いだすことはできなかった。ようやくゴールのチャンスで幸運に恵まれたかに見えたが、結果はオフサイドで無効に。普段のような鋭さが欠けていた印象。
TMW:5 — 求めれば求めるほど、ゴールはさらに遠のくように思える。これで8試合連続で無得点。一度偶然ゴールを決めたかに見えたが、オフサイドで無効に。オリンピコで見えた前進の兆しから、今回は後退する形となった。
(→89分) メフディ・タレミ:採点なし
マルクス・テュラム
FcInterNews:7 — 後半に入ると調子を上げ、インテルがリードしてからはスペースが広がり、繊細なプレーを見せるようになった。終了間際には、もはや言葉では形容しがたい美しいプレーで魅了した。
TMW:7 — 現在、素晴らしいコンディションにあり、インテルは彼のプレーに大いに依存している。スプリント、ドリブル、鋭いひらめきを次々と披露したが、それをチームメートが活かしきれず、報酬も受けられない場面が多かった。その流れを理解すると、試合の結果がほぼ確定したところで、レイナが守るゴールに強烈な一撃を叩き込み、試合を締めくくった。
シモーネ・インザーギ監督
FcInterNews:6.5 — 昨日と一昨日の試合結果を受けて、特に守備陣の明らかな緊急事態を考えれば、プレッシャーがかかるのは避けられなかった。それでも彼は準備を万全に整え、アッピアーノでの努力の成果を見事に引き出した。選手を入れ替えても結果は同じ。前半はやや硬さが見られたものの、後半は妥協を許さない激しい姿勢で臨み、見事なパフォーマンスを披露した。そして、穏やかなクリスマスを迎える準備を整えた。
TMW:7 — 守備の緊急事態を乗り越え、冷静な采配で結果を出した。