余剰戦力が大金を生む可能性
セビージャのルシアン・アグメに対してアーセナルが熱視線を送っていると、『ガゼッタ・デッロ・スポルト』が21日に伝えた。これは夏に同選手を手放したインテルにとっても注目すべきことだ。
アグメは2019年にインテルの下部組織に加わったが、期待されたほどの成長はみせられず、今年夏に移籍金400万ユーロでセビージャに放出した。
アグメはセビージャでレギュラーポジションをつかんでおり、評価を高めている。そのため、複数クラブが獲得に興味を示しているという。
アグメの獲得にはバルセロナも興味を持っているが、アーセナルは2025年6月で契約が満了するトーマス・パーテイの後釜として真剣に獲得を検討しているようだ。
アグメがこれほど評価されるタレントとなった一方で、400万ユーロという安価で彼を手放したことはインテルにとって損失とも見える。しかし、実際には違う。アグメ放出時、インテルは将来の移籍金の50%を受け取る条件を契約に盛り込んでおり、彼の評価が上がれば上がるほど、インテルも大きな恩恵を受ける仕組みだ。
400万ユーロで手放した「余剰戦力」が、再びクラブに大きな利益をもたらす可能性が高まっている。