6人の異なる選手が得点
インテルは16日に行われたセリエA第16節でラツィオと対戦し、敵地オリンピコで6−0と圧勝した。
好調チーム同士の対決で接戦が予想されたが、思わぬ大差がついたこのゲームで特に目立ったのは誰だったのか。イタリアメディアの選手採点を紹介する。
インテル採点
ヤン・ゾマー
FcInterNews:6.5 — ラツィオの攻撃が精度を欠いていたため、守備の負担は軽かった。主にビルドアップに専念し、的確なロングボールを供給した。
TMW:6 — 試合序盤は多少の仕事があったが、その後は安定して試合を進めた。
ヤン・ビセック
FcInterNews:6 — ペドロに対するミスを除けば、全体的に安定した守備を見せたが、キッフィ主審の不可解な警告を受け、後半はベンチへ下がった。フィジカル面では相手に負けなかった。
TMW:6 — ザッカーニに2度突破を許し、警告を受けたことでインザーギ監督の「イエローカードを受けた選手は交代」の方針に従うことに。
(→46分) マッテオ・ダルミアン
FcInterNews:6 — ヌーノ・タバレスとの1対1を受け止め、冷静に対処。守備の安定感を示した。
TMW:6 — ダルミアンも試合の流れの中で警告を受けたが、大きな問題はなく、終始安定したプレーを続けた。
ステファン・デ・フライ
FcInterNews:7 — 試合が動いていた最初の1時間は、ブーイングを受けつつも正確なインターセプトとクリーンな守備で対抗。ペナルティエリアは彼の支配下に置かれていた。
TMW:6.5 — 相手の攻撃が少なかったため、特別な見せ場はなかったが、的確なポジショニングで守備を安定させた。好調を維持。
アレッサンドロ・バストーニ
FcInterNews:7 — イサクセンのカウンターを止めるためにイエローカードを受けたが、それ以外は堅実なプレーを見せた。攻撃参加では積極的にマルシッチと対峙し、ボールを持って自ら攻撃を仕掛けた。
TMW:7 — 試合序盤は相手の動きを把握するのに時間を要したが、インテルが勢いづくと自らのペースをつかみ、ドゥンフリースへの見事なアシストを記録した。
(→63分) カルロス・アウグスト
FcInterNews:6.5 — 守備を重視して投入されたが、見事なシュートでゴールを奪取。攻守両面でインパクトを与えた。
TMW:7 — 交代直後にボールを奪い、ゴールを決めるという完璧な仕事ぶり。チームのゴールラッシュを後押しした。
デンゼル・ドゥンフリース
FcInterNews:7.5 — ヌーノ・タバレスとのデュエルを完全に制し、PKを獲得する場面を演出。バレッラへの正確なアシストは「計算された美学」を象徴し、さらに自身でも得点を記録した。
TMW:7.5 — ヌーノ・タバレスを圧倒し、試合の分岐点となるゴールを頭で決めた。守備でもタバレスを完全に封じた。
ニコロ・バレッラ
FcInterNews:7.5 — 前半から活発に動き、1対1の場面でも果敢に挑んだ。得点の際は、インターセプトからの一撃を決めた。
TMW:7.5 — ラツィオ戦で初得点を記録。ボールコントロールとフィニッシュは完璧で、試合を加速させる原動力に。
(→74分) ピオトル・ジエリンスキ
FcInterNews:採点なし
TMW:6 — 試合の大勢が決した後に投入されたが、絶好の決定機を外したのは残念だった。
ハカン・チャルハノール
FcInterNews:6.5 — 試合序盤はラツィオのプレッシングに対応できなかったが、FKを契機に流れを変え、PKを決めた後は中盤をコントロールした。
TMW:7.5 — PKを落ち着いて決め、中盤の要として貢献。60分間のプレーの中で圧巻のパフォーマンスを見せた。
(→63分) クリスティアン・アスラニ
FcInterNews:6 — 落ち着いた展開で投入され、任務を遂行。自らのエリアをしっかりカバーした。
TMW:6.5 — 試合の流れが落ち着いていたため、余裕を持ったプレーを見せた。
ヘンリク・ムヒタリャン
FcInterNews:7 — 試合序盤は判断が遅れたが、時間が経つにつれて試合にフィット。チームのバランスを保つ役割を果たし、ディマルコへのサポートも行った。
TMW:7 — 中盤の指揮者のような役割を果たし、インテルのテンポを維持した。
フェデリコ・ディマルコ
FcInterNews:7.5 — 前半は左サイドの中心的存在で、クロスやスルーパスを供給。後半には自身のゴールとカルロス・アウグストへのアシストを決め、主役となった。
TMW:7.5 — 左サイドで支配的なプレーを見せ、得点とアシストの両方を記録した。インテルの攻撃を活性化させた立役者だった。
(→81分) テイジョン・ブキャナン
評価なし
ラウタロ・マルティネス
FcInterNews:6 — 個人的なゴールはなかったが、連係面では貢献した。
TMW:6.5 — 自身のゴールはなかったが、試合の要所で重要な役割を果たした。
マルクス・テュラム
FcInterNews:7 — 試合終了間際にゴールを決め、得点王争いに名乗りを上げた。ポストプレーやプレスでも貢献。
TMW:7 — 最後にゴールを決め、試合を締めくくった。フランス人FWは労働力としても得点者としてもチームに貢献した。
シモーネ・インザーギ監督
FcInterNews:8 — 最初の30分はラツィオに主導権を握らせる「策略」を成功させ、そこから一気に反撃を展開。オリンピコでの6得点は圧巻の一言。
TMW:9 — 古巣ラツィオの前で堂々とした采配を披露。6人の異なる得点者が試合を支配したのは、まさに監督の手腕を示すものだった。