ヨーロッパリーグでアヤックスを撃破。バローニはチームの成長を称える
ラツィオは12日、UEFAヨーロッパリーグでアヤックスと対戦し、3−1で勝利を収めた。戦績を5勝1分けとしたラツィオはグループフェーズの首位に立っている。
ラツィオはセリエA前節でナポリを下し、次節はインテル戦というタフな日程で、マルコ・バローニ監督は一部メンバーを変更。インテル戦で出場停止となるタティ・カステジャノスは先発したが、マテオ・ゲンドゥージやマッティア・ザッカーニらは温存された。
メンバーを落としながらも勝利を収めたバローニ監督は、試合後に『スカイ』のインタビューでコメントを残し、チームを称賛した。
「謙虚さを持ちながら、野心を持って努力を続けることは正しい。チームの成長には、これが大事だ。今日はその一例だね。相手にプレスをかけてボール回しをさせずに高い位置から奪いに行けた。パフォーマンスに満足している。チームの一体感を感じたし、集中していた」
先制点を決めたルム・チャウナやフィサヨ・デレ=バシルの成長にも触れている。
「このチームは、信じて送り出せば、必ず期待に応えてくれると感じる。彼らはとても懸命に取り組んでいるんだ。だから、驚きはない。若手については、『若いから』という理由でプレーさせないのではなく、若いからこそ試合に出して失敗させることも大事だと思う。それが成長の新たなチャンスだ」
「チャウナはとても成長した。時折、本能的なプレーで危なっかしいことをする。そこは見極めなければいけないが、彼は左右どちらの足も使えて、カットインしてシュートを狙うこともできる。良いものを持っているね」
「デレ=バシルは異なる環境から来た選手で、これまで戦術的なアプローチをあまり求められてこなかった。だが、フィジカルがすさまじく、技術もある。頭の回転を早さを彼のスピードにマッチさせられたら、本当の一流になれるだろう」