UEFAチャンピオンズリーグ・ラウンド16を視界に捉えるインテル
インテルは10日、UEFAチャンピオンズリーグでレバークーゼンと対戦する。シモーネ・インザーギ監督が試合前日会見で残したコメントを『FcInterNews』が伝えた。
4勝1分けで勝ち点13。順位の計算を始める時期が来たのか
「ここまでは順調な道のりを歩んできた。勝ち点17なら可能性があり、勝ち点18なら確実にいけると分かっている。残り3試合だから、まずは明日全力を尽くす必要があるね。対戦相手はヨーロッパでも最強のチームの一つで、過去16カ月で負けたのはたったの3試合だ。ブンデスリーガとドイツカップを制して、逃したのはヨーロッパリーグだけだ。相手がどれだけ強いかはわかっているが、この3日半でしっかり準備をしてきたよ」
負けた3試合のうち1つがアタランタ戦。インテルの参考になるか
「アタランタと戦うのはいつだって簡単じゃない。だが、我々はレバークーゼン戦に集中してきた。彼らは3バックでも4バックでもプレーするけど、どんなシステムにも対応できるように準備している。特徴のはっきりしたチームだし、優秀な監督が彼らのスタイルをしっかり植え付けてる。ビルドアップ、プレッシング、ボールへのアプローチが特徴だ。だからこそ、攻守の両面で最高の試合をしないといけない」
セリエAでは得点が多く、チャンピオンズリーグでは失点が少ない。その違いはなぜ?
「数字をしっかり見てみると、チャンピオンズリーグとカンピオナートでは違いがあるのが分かる。カンピオナートではもっと多くのゴールを奪っていて、チャンピオンズリーグでは守備が安定している。守備の集中力やボールを持たないときの動き方をもっと向上させる必要があるが、最近のカンピオナートでは相手にほとんどチャンスを与えていない。明日の試合も同じだ。高いクオリティを持つ相手と対戦するから、集中力、アグレッシブさをさらに高める必要があるね。チーム全体で連動して、ベストを尽くす必要がある」
全てのFWに満足しているか? チャンピオンズリーグではタレミがよく出ている。
「とても満足している。彼を連れてきたのは私自身とクラブの決断だったが、彼はみんなから愛されている。チャンピオンズリーグではすべての試合にスタメンで出場していて、カンピオナートでもラウタロがいなかったレッチェ戦では素晴らしい試合をしてくれた」
「彼も含めてFWは4人いるが、全員がプレーしたい気持ちでいる。ラウタロとテュラムの出場が多いが、タレミもすごく頑張ってくれているし、トレーニングでも全力を出してくれる。コレアも調子がいいから、誰を選ぶか悩ましいところだ。インテルでは常に激しい競争があるからね」
「だが、明日の試合ではディフェンスの競争はない。アチェルビとパヴァールがいなくて、そこにドゥンフリースも加わったから、守備にはちょっとした問題がある。来週の月曜日には、ドゥンフリースとアチェルビが復帰してくれることを願っているよ」