若くして選手キャリアを終えた元インテルDF
フィオレンティーナのエドアルド・ボーヴェがセリエA第14節のインテル戦で倒れたことが大きな注目を集めている。かつてインテルに所属したフェリーチェ・ナタリーノが、『ガゼッタ・デッロ・スポルト』に対してコメントを残し、ボーヴェにアドバイスを送った。
ナタリーノはインテルの下部組織で育った有力選手で、18歳でトップデビューも経験した。しかし、2013年に心筋症という診断され、プロサッカー選手としてのキャリアを断念せざるを得なかった。
ナタリーノは、自身の経験をふまえて、「まずは冷静に問題を把握することが大事だ」と助言。「僕も当時はショックを受けた。人生の全てを捧げてきたサッカーを突然やめることになったんだ。もちろんつらいことだった」と述べた。
その上で、ピエロ・アウジリオSDや当時の会長であるマッシモ・モラッティに感謝を示した。
「インテルはずっと寄り添っていてくれた。今でも感謝しているよ。アウジリオさんやモラッティさんがしてくれたことは、ずっと忘れない」
「当時、僕はクロトーネと共同保有の状態だったけど、インテルは僕がプレーできないのを理解した上で完全移籍で獲得してくれた。すぐにスカウトの仕事もくれたし、選手としての契約を満了まで続けてくれたんだ」
そして、現在もインテルのために尽くしている。
「いまはインテルのために新しい才能の発掘に力を入れている。特にDFのタレントを見つけてこられたら最高だね」
ボーヴェがキャリアを続けられるかどうかは今後の検査結果次第で、プレーを続けられるとしても、クリスティアン・エリクセンのようにイタリアを離れなければいけない可能性もある。
ナタリーノが得たインテルの支援のように、ボーヴェにもクラブや周囲の人々が力強いサポートを提供することを願いたい。