元審判は「介入できない」と断言
セリエA第12節インテル対ナポリのPKジャッジが注目を集めている。
1−1の引き分けに終わった首位攻防戦では、インテルにPKが与えられ、ハカン・チャルハノールがポストに当てて失敗したシーンがあった。ナポリのアントニオ・コンテ監督は試合後、このときのマウリツィオ・マリアーニ主審の判断を非難していた。
『コッリエレ・デッロ・スポルト』は、コンテ監督と同じ意見で、「全体的にはハイレベルなジャッジだったが、PKについてはミス。軽度の接触でAIAの中にはPKとしない人もいるはずだ」とした。
ジュゼッペ・ベルゴミは『スカイ』の番組内で「アレッサンドロ・ネスタが以前、DFが飛び込むことができなくなり、どう指導していいか分からないと言っていた。いまは多くの要因があるし、DFは手を後ろに回さなければいけなくなった。ああいうPKはあまり好きではないが、PKになっても仕方がない」と述べ、現代のサッカーであればあり得ることとジャッジに理解を示した。
一方、元審判のグラツィアーノ・チェーザリは『プレッシング』に対して、「試合の状況と激しさの程度は、ピッチにいるレフェリーの裁量に委ねられている。このケースはマリアーニが正しく見ており、彼は触ったことをしっかりと見て、主体的に決定した。よってVARは介入できない」と語り、コンテ監督の主張を一蹴した。