評価をさらに高めたビセックは肋骨に問題があったことを明かすインテル指揮官
インテルは6日、UEFAチャンピオンズリーグでアーセナルをサン・シーロに迎え、1−0で勝利を収めた。シモーネ・インザーギ監督が試合後の会見で残したコメントを『FcInterNews』が伝えている。
守りを固めたのはプラン通りか
「試合の展開によるものだ。相手によってはそうなることもある。アーセナルは全員でプレッシャーをかけてくるチームだから、低い位置で守るとCKを多く与えてしまう。そこが彼らの強みだ。ただ、そんなアーセナルを相手に勝てたことは大きいね」
ターンオーバーで勝利。ヤン・ビセックも活躍した
「このチームは総合力がある。何人かケガを抱える選手もいて、20日間で多くの試合をこなしたから交代が必要だった。もしチャルハノールやジエリンスキ、アチェルビがいれば、もっとローテーションが組めた。彼らなしでバレッラをかなり起用することになり、今日までずっと先発で出ていた。選手の負担を計測するツールもあるから、それで休ませるタイミングも分かる。ハードに戦ってきて、まだ試合が残っているが、消耗の激しい試合が続いた。選手たちを称えたいし、明日もそう言うつもりだ。アーセナルは手強い相手だった」
ハカン・チャルハノールはナポリ戦に向けての交代か
「疲れが出ていただけで、特に問題はない。ヴェネツィア戦で30分、今日はもっと長く出ていたから疲れていた。選手たちはかなり消耗していたから、MFを交代させた。アスラニは素晴らしいプレーをしてくれ、全員が大いに助けになってくれた。13日間も試合に出ていない状態でこんな試合に入るのは簡単じゃない」
今夜の守備の集中力は、リーグ戦ではなかなか見られないものだった
「そうだが、ここ8試合で7勝している。対戦相手はいつもインテルを苦しめようとしてくるし、この15試合で何がうまくいったかは分かっている。多くの試合をこなすのは大変なことだから、最善の選択をするのが私の責任だ。今日は私の選択がうまくいったが、もし違う結果だったらそうとは言えなかっただろう。常にインテルのために最善を尽くすつもりだ」
ビセックの存在感が確立された試合と言えるか
「私にとって、彼はとても強い選手だ。問題はここにはほかにも優れたCBがいることだ。彼はシティ戦とアーセナル戦でプレーしたが、ここ数日間は肋骨を痛めていて、月曜日は練習できなかったし、テーピングをしていた。ドクターが素早く治してくれて、前半が終わった時も氷で冷やしていたが、彼は何も諦めなかった。今夜は全員が本当に素晴らしかったよ」