目の前の強敵に集中するインテル指揮官
インテルは6日、UEFAチャンピオンズリーグでアーセナルと対戦する。シモーネ・インザーギ監督が試合前日の会見や『スカイ』『インテルTV』のインタビューで意気込みを語った。
ラウタロ・マルティネスとメフディ・タレミの相性は? マルコ・アルナウトビッチの状態は?
「アルナウトビッチは眼の感染症がなかなか治らないんだ。明日に向けて様子を見ているけど、チャンスがあっただけに惜しい。最近は前より良くなっているし、彼もタレミもコレアも一生懸命取り組んでいる。アルナウトビッチとラウタロ、そしてテュラムの調子も見て、明日のベストメンバーを決めるつもりだ」
新フォーマットで3試合消化してどうか
「正直、監督にとってはかなり難しくなった。以前は3つの対戦相手に備えて6試合分の準備をしていたが、今は8つの異なる相手に対応する必要がある。3試合終わったらおおよその順位が見えていたのが、今は得点や失点1つで大きく変わる。チームも分かっているけど、興味深くて楽しさがある一方で、より厳しい挑戦になったね」
アーセナル戦とナポリ戦、どちらが重要?
「どちらも大事だ(笑)。アーセナルはヨーロッパでも最高のチームの一つで、アルテタという素晴らしい監督に率いられている。どのチームがアーセナルか、100チームの中からでも分かるだろう。アグレッシブで、ダイナミックで、現実的なチームの戦い方をしている。ここ2シーズン、シティと互角にプレミアを争ってきた実力がある」
マンチェスター・シティ戦のような展開を予想している?
「理論上は可能な限りボールを保持する必要がある。ただ、シティ戦とは違って、アーセナルのプレッシャーがあるから簡単ではない。個々が強い気持ちを持ち、精度が求められる。アーセナルはポゼッションを多く取るチームだからね」
プレミアリーグで監督になることに興味は?
「イングランドのフットボールには魅力があるし、どの監督も好きだと思う。インテルだけでなくラツィオのときも機会はあった。でも、今はここでとても充実しているし、インテルはヨーロッパでも最高のクラブの一つだから。将来のことは分からないけどね」
マルクス・テュラムはPK17回のうち7回を獲得している。さらに2度の退場も誘発している。これに技術的な理由はあるのか
「彼は本当によくやっていて、この調子で続けてほしい。日曜には彼について不当な評価もあったが、重要なゴールをいくつか逃したとしても、いい試合をしてくれた。今日は彼も調子を取り戻していると言っていたし、明日の朝に見極める。彼は大きな戦力だから、このまま成長を続けてほしいね」
ナポリ戦を控える中でのメンバー選び
「監督として毎日さまざまな決断が求められる。フォーメーションだけじゃなくてね。今はナポリじゃなくアーセナルが頭にある。例えば、バストーニが万全なら彼を起用する。今日は100%じゃなかったけど、本人も全力を出すと話していた。データを分析して明日のスタメンを決めるつもりだが、ナポリのことは考えない。アーセナルはヨーロッパで最も強いチームの一つだし、レアル・マドリー、シティ、バイエルンと並ぶ優勝候補だ」