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ラノッキア「こんなインテル対ユヴェントスは初めて」。DF目線でダニーロのPKを分析

優勝候補は「インテルとユヴェントス」

元インテルのアンドレア・ラノッキアが、『プレッシング』のインタビューでセリエA第9節のインテル対ユヴェントスを振り返った。インテリスタたちにとって不満が残ったイタリアダービーを元カピターノはどう見たのだろうか。

「とても奇妙な試合だった。インテルとユヴェントスの試合でこれほどまでの展開は初めてだと思う。みんなが楽しめたスペクタクルなゲームだったけど、両チームとも試合の中で悔しい場面があっただろうね。ユヴェントスはシーズン序盤は失点を許さないチームだったし、インテルも昨シーズンならゾマーが1試合に1回セーブすれば十分だった」

4−4のイタリアダービーは世界的に注目されたという声もある。

「プレミアリーグでは、ゴールが多くても勝てば問題視されないし、フットボールをショーとして楽しむ傾向がある。イタリアではそれとは違い、文化的に守備重視だ。イタリアのカテナチオはどこへ行っても有名で、ミスを避ける傾向があるね」

センターバック目線で、ダニーロがインテルに与えたPKを分析した。

「相手FWがスピードに乗っているときは、早めに止まるべき場面がある。ダニーロはGKの間に入ろうとしたが、ボールに触ろうとした瞬間、テュラムが素早く反応した。こういうときは彼にボールを取らせてしまうのがベストだ。ダニーロは本能的で、強引なプレーもする。少し前にもテュラムに激しいタックルをしていたね」

チアゴ・モッタ監督の手腕は高く評価している。

「モッタはユヴェントスで長期的な成果をあげようとしている。リーダーシップを発揮していて、態度でそれを示しているね。『従わないなら、ムバングラや若手を使う』という感じだ」

「これはコンテに似ている部分がある。コンテには勝利の経験があって、インテルとナポリが僕の中でスクデットの本命だ。ほかのチームは苦戦するだろう」

そのナポリについては、こう話した。

「ルカクはまだ完全には調子が上がっていないけど、ナポリ全体がバランスをつかみ始めている。これから5〜6試合で真価が問われるね。コンテは長期的なビジョンを持ち、ナポリは他チームよりも試合数が少なくて済む利点もある」

【インテル採点】ユヴェントス戦の高評価と低評価は?
●インテル:シモーネ・インザーギ監督の試合後コメント
●ユヴェントス:チアゴ・モッタ監督の試合後コメント

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