マルクス・テュラムのAT弾で勝ち点3を手中に
インテルは23日にUEFAチャンピオンズリーグでヤング・ボーイズと対戦し、敵地で1−0の勝利を収めた。イタリアメディアの採点を紹介する。
ターンオーバーを敷いたインテルは、主力を休ませた上で、できれば大量得点で勝ちたいところだったが、立ち上がりから大苦戦。中盤は間延びし、何度もヤング・ボーイズにチャンスをつくられた。後半の立ち上がりにはマルコ・アルナウトビッチのPK失敗もありなかなか先制できず、ラウタロ・マルティネス、マルクス・テュラム、フェデリコ・ディマルコ、アレッサンドロ・バストーニ、ピオトル・ジエリンスキを投入。それでもなかなか決めきれなかったが、後半アディショナルタイムにラウタロ・マルティネスのパスを受けたディマルコのクロスにテュラムが合わせてゴールを奪い、辛くも勝ち点3をてにした。
インテル採点
ヤン・ゾマー
FcInterNews:6.5 – 大きなセーブがあった。モンテイロの狙い澄ましたシュートにはポストに救われた。リラックスできる夜ではなかったが、仲間の守備の助けもあり、クリーンシートを達成した。
TMW:6.5 – 前半では通常の守備を超える働きを見せ、後半ではポストに助けられた。安心できる存在だった。
バンジャマン・パヴァール
FcInterNews:6 – 時折、アジャムやモンテイロの攻撃を止める必要があり、特にヴィルジニウスのヘディングシュートをエリア内で決定的に防いだ。攻撃面ではあまり積極的でなく、デ・フライのそばにとどまった。
TMW:6 – 失点を防ぐ守備は見られたが、モンテイロの攻撃に悩まされ、ビセックほど前に出る場面は少なかった。
(→76分) アレッサンドロ・バストーニ
FcInterNews:6 – 出場時間が短かったが、左サイドでの攻撃参加を増やそうと試みた。
TMW:6 – 攻撃の組み立てに参加したが、目立ったプレーはなかった。
ステファン・デ・フライ
FcInterNews:6.5 – ヤング・ボーイズの波状攻撃により一時的に守備が不安定になることもあったが、沈むことはなかった。相手のギャンブラとモンテイロが何度もゴールを狙ったが、適切な対応を見せた。
TMW:6.5 – ギャンブラに対して主導権を握り、大きなリスクはなかった。
ヤン・ビセック
FcInterNews:6.5 – 前半では相手のプレッシャーにより控えめだったが、前に出た場面ではゴール前での決定機をつくった。後半には勢いを増し、左サイドで重要な役割を果たした。
TMW:7 – 試合のほとんどでチームの中で最も優れたパフォーマンスを見せ、前半には得点のチャンスを得た。
デンゼル・ドゥンフリース
FcInterNews:6 – アジャムとの1対1で苦戦し、モンテイロから頭を叩かれるシーンもあった。攻撃では良い場面もあったが、技術的なミスが目立ち、波のあるプレーだった。
TMW:6 – 守備では多くの困難を抱え、フラッテージとの連係がうまくいかなかったが、PKを獲得した。
ダヴィデ・フラッテージ
FcInterNews:5.5 – 試合に入り込めず、時折良いプレーを見せるものの、判断が遅くチャンスを逃すことが多かった。後半は存在感が薄かった。
TMW:5.5 – ローマ戦での良いプレーとは対照的で、攻撃参加も少なく、チームのプレーに影響を与えることができなかった。
ニコロ・バレッラ
FcInterNews:6 – 本来のポジションではないため不安定さが目立ったが、それでも奮闘していた。攻撃ではボールを持って前進する場面もあったが、守備時のリスクが高かった。
TMW:5.5 – 緊急事態でこのポジションに置かれたが、プレーメーカーとしてはまだ不安が残る。
ヘンリク・ムヒタリャン
FcInterNews:6.5 – 中盤で最も冷静かつ実用的なプレーを見せ、プレッシャーがかかる場面でも質の高いボール出しでカウンターの起点となった。
TMW:6 – 中盤の緊急布陣の中では、唯一試合をつくり、前半に特は効果的だった。
(→61分) ピオトル・ジエリンスキ
FcInterNews:5.5 – テクニックのあるプレーを見せるものの、決定的な場面での正確さを欠いた。90分に至近距離からのシュートミスは致命傷になりかけた。
TMW:6 – 試合のテンポを上げたものの、決定力に欠けた。
カルロス・アウグスト
FcInterNews:5 – 最悪の夜。筋肉の問題で早期に交代を余儀なくされた。ピッチのコンディションに苦しみ、走ることさえも困難に見えた。
TMW:6 – 貢献は少なかったが、前半は唯一のチャンスを演出した。
(→55分) フェデリコ・ディマルコ
FcInterNews:6.5 – カルロス・アウグストよりも積極的で、すぐにゴールに迫る場面をつくり、試合終盤にはテュラムへの決定的なアシストを提供した。
TMW:6.5 – 試合を決定づけるアシストを記録し、重要な存在感を示した。
メフディ・タレミ
FcInterNews:6 – 動きが多く、献身的なプレーで何度も相手を追いかけ、ボールを奪い返す場面も見られたが、技術的なミスが目立ち、決定的な場面では精度を欠いた。
TMW:5.5 – チームをサポートする役割が多く、得点には絡めず、チャンスも活かせなかった。
(→76分) マルクス・テュラム
FcInterNews:6.5 – 出場時間は短かったが、貴重な決勝点を挙げた。
TMW:7 – 決勝点を決めた後、さらにもう1点を狙う活躍を見せた。
マルコ・アルナウトビッチ
FcInterNews:5.5 – チームのために多くのサポートをしたが、決定的な場面で危険を生み出すことができなかった。PKをミスしたことが試合に大きな影響を与えた。
TMW:5 – 試合の立ち上がりは良かったが、PKミスが響いた。
(→61分) ラウタロ・マルティネス
FcInterNews:6.5 – 出場後すぐにはインパクトを残せなかったが、終了間際にディマルコへの巧妙なヒールパスを決め、勝利に貢献した。
TMW:6.5 – 決勝ゴールの起点となり、アルナウトビッチとの差を見せた。
シモーネ・インザーギ監督
FcInterNews:6.5 – 人工芝の影響でチームの精度が欠け、実験的な布陣は時折機能したが、交代選手が勝利に貢献した。
TMW:6.5 – 怪我人が多い中、戦う姿勢を維持し、勝利に導いた。