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「まだテュラムの凄さの全ては知られていない」。親友の息子に太鼓判を押すダクール

インテルでの思い出も振り返る

20日に行われるセリエA第8節でローマとインテルが対戦する。オリヴィエ・ダクールが17日の『ガゼッタ・デッロ・スポルト』でコメントを残した。

元フランス代表のダクールは、インテルとローマの両クラブで活躍した。最も注目している選手として、同胞のマルクス・テュラムを挙げている。

「インテルの方が力があるが、ローマはスペシャルだ。常に驚かせてくることがあるね。誰が試合を決めるか? テュラムだと言っておくよ」

「インテルはとても強い。カンピオナートもUEFAチャンピオンズリーグも見てきたが、圧倒的だ。今日言い始めたわけじゃなくて、もう2年くらいそう思っている。インザーギは素晴らしい仕事をしているね。ローマについて言えば、ちょっと混乱はあるけど、侮っちゃいけないチームだ。いつ何時でも驚かされるかもしれないところがある」

インテル時代の思い出

「本当にたくさんあるよ。トロフィー、ディナー、優勝。ヨーロッパの舞台でのメンタリティだけが少し足りなかった。それが手に入ったのは私が去った後だよ(笑)。でも、偉大なチームで、リーダーはイブラだった。冗談や笑いが絶えないチームだったね」

2007年のスクデット時、ロッカールームであなたのために歌がうたわれたというのは本当?

「あれは笑ったよ。我々は首位に立っていて、私はずっとループでゴールを決めたいって言っていたんだ。レッジーナ戦で試してみたけど、ボールはゴールを大きく越えて飛んで行った。それから数週間、みんなが私をからかっていた。そして、優勝を祝う歌に『オリヴィエのループ』という歌詞を入れられたんだ」

インテルでのキャリアを終わらせたのはジョゼ・モウリーニョだった

「夏に、私が彼のプランに入っていないと言われたよ。私のことを必要としていなかったんだ。でも、その考えを変えるために努力すると言った。彼のことを本当にリスペクトしていたよ。彼は話し相手を世界一強いと思わせ、自分の限界を超えられると信じさせる力を持っていた。でも、彼は私のことをまったく見ていなかった。それで、半年後にプレミアリーグのフラムへ移籍することを決めたんだ」

それでもイタリアはあなたの心に残っている。今のセリエAで気に入っている選手は?

「ミランにはラファエル・レオンという素晴らしい選手がいるけど、インテルにはラウタロ・マルティネスとマルクス・テュラムがいる。マルクスのことは生まれた時から知っているんだ。リリアンは私の親友の一人だしね。私からすると、まだ彼の凄さの全ては見ていないと思うよ。彼は試合をひっくり返せる選手だし、世界のトップになれる要素をすべて持っているんだ」

イタリアサッカー界が逃した最大の損失はアントニオ・カッサーノとマリオ・バロテッリか

「どちらとも一緒にプレーしたけど、とてつもない才能があった。でも、我々が彼らに期待することと、彼ら自身の目標を混同してはいけないよ。彼らは世界一になれたかもしれないが、助けられなかったことも事実だ。誰も彼らに正しい道を教えてくれる人がいなかった。我々の時代は違っていた。アドリアーノがその典型だね」

「アドリアーノが人生で最も辛い時期にいるのを見た。我々インテルのチームは、サネッティを中心にチーム全員で支えようとしたけど、どうにもならなかった。彼のお父さんの死は、彼にとって耐え難いものだった。当時は今のようにメンタル面に注目が集まっていなかったんだ。我々がプレーしていた頃は、不安やパニック障害に苦しむことなんて許されなかったんだ」

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