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カッサーノ「親父はインテル戦でゴールを決めたら突然現れた」

インテル戦でのゴールは人生を変えた

元イタリア代表のアントニオ・カッサーノが、ジャンルカ・ガッツォーリがMCを務める『BSMT』に出演し、さまざまなテーマについて語った。

幼少期の父親とのエピソードは、カッサーノを形成する一因になっているようで、次のように話している。

「こどもの頃、親父はオレのことを全然気にかけてくれなかった。ある時、母に『どっちにするか選んでくれ』と言った。12歳か13歳の時だったね。母はオレを選んでくれたよ。親父はオレがインテル戦でゴールを決めた翌日に現れたんだ。12月19日だったな。オレは『今さら来てもおせーんだよ。自分の道を行け、オレも自分の道を行く』って言ってやったんだ」

「その日から親父とは一度も会っていないし、全く気にしていない。母はすべてをやってくれた。街で揚げ物を売ってカネを稼いでいたけど、雨の日は売れなくて、食べるために惣菜屋でモルタデッラやパンを頼むしかなかった。自分のこどもたちに大きな愛情を注ぐのは、たぶん自分が男親からの愛情を一度も受けたことがないからだと思う」

人生を変えたスーパーゴール

インテル戦のゴールは、父親の登場だけでなく、カッサーノの人生を大きく変えたという。

「全て変わったよ。あのゴールを決めるまでは食べる物にも困っていた。プリマヴェーラ時代は8万リラの手当てしかなかったけど、次のシーズンの初めには27万リラの契約になった。いまだとだいたい1300ユーロくらいかな、当時のオレには大金で、あっという間に人生が変わった。最初の頃は、サメの大群に放り込まれた小魚みたいなもんだった。特別な環境、厳しい環境で育ったことが、オレにとっては役に立ったんだろう」

衝撃のゴールシーン

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