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インテルのクルヴァ・ノルド、バルセロナ戦後にポーランドへ遠征。その目的は?

本格的な暴力講習だった?

ウルトラスの一斉逮捕騒動で揺れるイタリアサッカー界は、連日さまざまなニュースが出ている。『レプッブリカ』が4日に報じた情報は、特に話題になっている一つだ。

同紙は、一連の盗聴記録から、インテルのサポーターグループ「クルヴァ・ノルド」の幹部たちの会話が不穏だと伝えている。

いまから約5年前、インテルはUEFAチャンピオンズリーグのグループステージでバルセロナと対戦し、本拠地サン・シーロで1−2と敗れた。その際、バルセロナの過激なサポーターがインテルのクルヴァ・ノルドに攻撃を仕掛け、失敗に終わったという。

ただ、クルヴァ・ノルドはもっと強力な対策を講じるべきだったと悔しがり、翌日内部で反省会のようなものが行われた。

クルヴァ・ノルドのボスで、現在収監中のアンドレア・ベレッタが「ゴム製の棒が欲しい。昨日アイツらが持ってきたピッケルみたいな柄が付いたやつだ」と話すと、話し相手は「ある程度組織が必要だな。こういったのは物資を供給してもらう必要もある。70人いれば…。よし、ノルドから70人のフーリガンを送り出してやろう。70人のフーリガンを街に放ったらどうなるかね。戦争に行くとか、命を懸けるんだと脅すわけじゃなくて、戦いに行くんだって送り出すぞ」と話していたという。

この数日後が、さらに衝撃的で、ベレッタは仲間とともに、ポーランド遠征をしたという。暴力的な傾向が強いとされるZKSスタル・スタロワ・ウォラというクラブのウルトラスと提携するための遠征だったそうで、検察は「本格的な訓練を受けることが目的だった」と見ている。ドメニコ・サントロ判事は「インテルのウルトラスは、まさに犯罪集団のようなものであることが明らかになっている」との見解を示した。

【騒動の概要はこちら】底知れない闇…。ウルトラスとマフィア、違法活動に揺れるイタリアサッカー

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