影はさらに濃く…?
インテルは28日、セリエA第6節でウディネーゼと対戦し、敵地で3−2の勝利を収めた。29日の『レプッブリカ』は、インテルに改善すべきことがあることを強調。シモーネ・インザーギ監督も察しているように、守備の不安が依然として影を落としている。
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インテルはミラノダービーで敗れて不安が募っていたが、ウディネーゼ戦では無事勝利を収めた。ラウタロ・マルティネスに待望の今季初得点も決まり、いよいよアクセル全開かというところだ。
ただ、同紙はインテルに影があることも指摘している。それは守備面で、ここまですでに7失点している。優勝を目指すチームにとってこれはあまりにも多く、「ピネティーナで守備の止血をすることが最優先事項」だと記した。
インザーギ監督はウディネーゼ戦後の会見で、チームの奮闘を称えながらも「今はディフェンスの部分が100%ではない。相手がチャンスをつくると、ゴールを許してしまう。それを見直す必要がある」と問題を認識している様子だった。
ただ、ヤン・ビセックは「正直に言って、昨季があまりにも良すぎたから、それを基準にするのはフェアじゃないと思う」と述べ、ピンチの数はそこまで多くなかったことを強調していた。
ファビオ・カペッロはこの問題について、「以前と比べて中盤のフィルターが少し欠けており、その結果としてDFが厳しい状況になることがある」と分析していた。
昨季のカンピオナート総失点が22だったインテルにとって、6試合で7失点は明らかに多い。そして、首位のユヴェントスはここまで無失点を継続している。不運な失点があったとしても、放っておいていい問題ではないかもしれない。