古巣への愛情を忘れないインペラトーレ
インテルは22日のセリエA第5節でミランと対戦する。22日付け『ガゼッタ・デッロ・スポルト』が、アドリアーノのインタビューを紹介した。
「全部の試合を見ることはできない。それは認めるよ。友達と一緒に何試合か見ることがあるんだけど、その時は少しナーバスになって、まるで自分がピッチに立ちたくなるような気分になる。インテルは今、とても良い時期にいて、しばらく前から高いレベルを続けているね。勝利の後も立ち止まることなく、イタリアでもまた優勝する力があるし、チャンピオンズリーグでも挑戦できるんだ」
ミラノダービーの刺激が恋しい？
「満員のサン・シーロ、キックオフを待ちわびる感じ、そしてピッチでの戦い…。これはただの試合じゃない、信じられないほどの体験なんだ。魔法のようで、何が起こるか全く予測できない。最後に生でダービーを見たのは2022年4月で、パンデミックの後でようやくティフォージが戻ってきた時だった。その時、この新しいインテルの強さを実感したんだ。バレッラやバストーニのように、凄まじい闘志を持っていて、勝利への意欲がすごい選手たちがいる。そして、彼らを導く、インスピレーションに満ちた監督もいるね」
いまのエースはラウタロ・マルティネス
「ラウタロについては、もう多くを語る必要はないよ。彼は最高に”キレてる”ストライカーだ。でも、インテルの攻撃陣はみんな決定力がある。テュラムを筆頭にね。インザーギがつく上げたこのチームは強力で、効率的だよ」
今年夏にテュラムを見また？ 彼はあなたをアイドルとして崇拝していて、「アドリアーノ」と書かれたネラズッリの10番を着ていた
「見ていないけど、こんなすごいストライカーのインスピレーションになれるのは素晴らしいことだね。彼のお父さんとは対戦したことがあるよ。素晴らしいディフェンダーだった！ そして、彼がインテルでさらに多くのゴールを決めてくれることを願っている」
一番心に残っているダービーは？
「簡単だ。2005年12月の3-2の試合さ。全てのティフォージが覚えているだろうね。調子が良くて、マルティンスとの連係も素晴らしかったんだ。あの試合のことは全て覚えている。PKを決めたこと、オバオバのゴールにつながったフリーキック、そして最後に決勝ゴールを頭で決めた時。ミランに追いつかれて怒っていたけど、ベロンがコーナーを蹴って…。その後はみんな知ってるだろう。今こうして話しているだけで鳥肌が立つよ。サン・シーロの歓声が今も聞こえてくるようだ」
あれから何年も経っても、まだインテルが心の中にある。これは本当の愛なのか
「インテルは僕を“皇帝”にしてくれた。それだけで十分でしょ？（笑） クラブも人々も、みんな僕を息子のように扱ってくれたんだ。ミラノではつらいこともあったけど、それ以上に美しい、いや素晴らしい思い出がたくさんある。インテルを大好きだし、これからもずっと大好きだ。そして、ミラン戦でも、他の試合でも、インテルを応援するよ」
今回のミラノダービーで勝つのは？
「みんなが僕たちが有利だと言っているけど、油断してはいけない。ミランは調子が悪くても、危険な存在だからね。でも、インテルはいつだってインテルさ」
アドリアーノ思い出のダービー
