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インザーギ「ダービーは自分たちでも知らないエネルギーが出る。ミランがどうきても…」

【写真】Marco Iacobucci Epp / Shutterstock.com

自分たちのスタイルを貫くインテル指揮官

22日にセリエA第5節のインテル対ミラン(ミラノダービー)が行われる。インテルのシモーネ・インザーギ監督が前日会見に臨んだ。『FcInterNews』がその様子を伝えた。

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また圧倒的なパフォーマンスが必要か

「絶対にね。我々は、このダービーがティフォージにとってどれだけ重要かを理解している。特別なインテルが必要だ。マンチェスター・シティ戦で多くのエネルギーを費やしたが、ダービーのような試合では、自分でも知らないエネルギーを見つけることができるものだ」

何をまだ証明する必要があるのか

「まだたくさんある。シーズンは始まったばかりだ。過去のダービーに思いを巡らせる必要はない。素晴らしい思い出ではあるが、思い出では勝ち点も得点も得られない。集中しないといけないね。我々は優れた選手をそろえたチームと対戦するのだから」

どんなミランを予想している?

「満足してしまうわけにはいかない。ヴェネツィア戦で素晴らしい試合をして、リヴァプールには負けたミランを相手にすることになるだろう。ミランがどう来るかよりも、我々がどう戦うかに集中している。攻撃的で、決断力を持って戦う。ダービーとはそういうものだ。どんな予想も超えてくる。細部で彼らより上回る必要がある」

ターンオーバーはうまく管理できていると思うか?

「以前も言ったように、自分が口に出して言えることに集中している。ターンオーバーについてだが、うちには全員がレギュラーだ。全選手を尊重し、評価している。彼らは、選手起用に迷わせるくらい努力しないといけないし、実際そうしている。明日の朝には、いくつかの迷いが晴れるだろう」

6連勝した後のダービー

「何度も言ったが、過去は過去だ。向こうには素晴らしい選手と監督がいる。ローマのときも対戦したことがあるね。準備を整え、我々の組織力とクオリティで挑む必要がある」

ミランは守備的にくると予想している?

「これまでの試合で彼らはよく戦術を変えていた。すべてのチームが攻撃的な時もあれば、そうでない時もある。インテルもミランも引きこもることはないだろう。オープンな試合になり、両クラブとそのティフォージにとって非常に重要な一戦になる。細部にこだわっていかなければならない。我々も彼らもミッドウィークにトップクラブと対戦したばかりだから、90分間冷静に考えて戦わないといけない」

自分たちが強くなったと感じているか?

「我々は強さを感じている。誰と対戦してもだ。何度も言うが、過去は過去。今に中して、この非常に難しい試合に挑む。我々も良い準備をしてきたし、フォンセカも良いチームだと言っていた。これまでのダービーと同様、互角の試合になると思う。どうなるか見てみよう」

昨年と比べてゴールチャンスを活かし切れていないのでは?

「たぶん、直近の2試合で1ゴールしかしていない印象でそう言われるのだろうが、それでもチャンスはつくっている。昨季のトップ5チームと同じ水準でゴールは取れている。もっと良くなることはわかっているし、ラストパスやフィニッシュに取り組んでいる。今後の試合もあるから、そこを改善しないといけない」

スモールクラブとの試合で勝ち点を稼ぐカンピオナートなのか?チャンピオンズリーグはどんな影響を与える?

「試合が2つ増える。チャンピオンズリーグのような試合は、体力的にも精神的にも消耗が大きいのは当然だ。準備が簡単ではないが、カンピオナートは直接対決で勝つことが重要だし、いわゆるスモールクラブとの試合もまた大切だ。最初の5試合では、そういったクラブが大いに苦しめている」

明日の試合にラウタロが出られるか?

「今日の練習を見てから判断する。昨日マンチェスターでプレーした選手たちは少し軽めのメニューだった。ラウタロについては問題はない。一年中休まずにプレーしてきて、ほかの選手と同様、早く復帰して試合に備えている。もし彼が良い状態なら、もちろん先発で出る」

ローマのダービーも数多く経験したが、今やミラノのダービーにも慣れた。4年目だが、両者にはどんな違いがある?

「どちらも素晴らしいダービーだ。ローマでは監督として14回くらい経験した。素晴らしい試合ばかりで、興奮と感動に満ちていた。ミラノでも11〜12回やっているが、スーパーカップの決勝やカップ戦の準決勝も含まれている。こちらも特別な雰囲気だ。どちらがより良いかは決められない。どちらも感動的だよ」

チャンピオンズリーグに出ていないクラブの方が有利だと思うか?

「わからないが、チャンピオンズリーグが体力を奪うのは事実だ。昨年はユーヴェ、一昨年はアタランタもそうだった。ガスペリーニとその話をしたことがあるが、彼はカップ戦に出られないことをあまり喜んでいなかった。緊張感が下がり、成長を促す試合ができないからだ。でも、一週間しっかり練習できるのは確かに有利だね」

デンゼル・ドゥンフリースの状態はどうか?

「良い状態だ。ここ数試合でも良いプレーをしていた。ダルミアンとのポジション争いだね。彼はマンチェスターでも素晴らしい試合をした。明日までその決断は保留にしておく」

トマス・パラシオスの成長具合は?

「順調だ。良く取り組んでいるが、まだイタリア語も英語も話せない。スペイン語だけだ。コレアやラウタロがよく助けてくれている。非常に将来有望な選手で、仲間を見て学んでいる。技術が高く、試合の流れを読む力もある。もちろん、我々の3バックの守備にはまだ慣れていないが、学ぶ意欲は強い」

彼はサイドバックと中央どちらもできる?

「まだ来たばかりだからなんとも言えない。今はサイドバックとして起用しているが、正直まだわからない。彼のゲームの読み方からして、中央でもできるだろう」

最後の優勝を振り返る映画で、チームの一体感が強調されていたが、最近のダービーではそれが違いを生んだか?

「ミランのことはわからないが、我々の選手たちは確実にお互い、クラブ、ティフォージに強い愛着を持っている。それが一歩前に出る力になるだろう。我々が対峙するのはクオリティの高いミランだ。未知の要素が多く、それをうまく読み取ることが大事だ」

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