強敵と戦えることを改めて証明したイタリア王者
インテルは18日、UEFAチャンピオンズリーグ・リーグフェーズ第1節でマンチェスター・シティと対戦し、敵地で0−0で引き分けた。『スカイ』でエステバン・カンビアッソ、アレッサンドロ・コスタクルタ、パオロ・ディ・カーニオがコメントしている。
カンビアッソ「本当のレギュラーは誰?」
「インテルについて語るときは、公平でなければね。先発メンバーを見ても、もしこれがチャンピオンズリーグの決勝戦だったら、何人がスタメンに入っていたかな? インテルは今回もターンオーバーをした。モンツァでのローテーションを批判して、シティ戦では批判しないというのはおかしいよ。今季はこういったことが何度も起こるだろう。選手の質が高いから、誰が本当のレギュラーなのか分からないこともある」
「私が現役だった頃は、心の中でいつも『もし今日がチャンピオンズリーグの決勝だったら、自分はスタメンだろうか?』と自問していた。レギュラーかどうかを理解するためには、その問いをするしかない。もし今のインテルが決勝を戦うなら、どのメンバーでスタートするのかな」
コスタクルタ「欧州でも強豪」
「インテルにはいつも大きな期待を抱いている。マンチェスター・シティの選手たちがカウンターを仕掛けたとき、インテルはしっかり後方に走って守備に戻っていた。守備も良かったけど、前に出たときも良いプレーをしていたね。これが、ヨーロッパでも屈指の強豪チームである証だ」
ディ・カーニオ「CL決勝にも行ける」
「特定の条件がそろえば、インテルはチャンピオンズリーグの決勝に行けると思う。シティ戦では低い位置で守って、その守備を集中してしっかりこなしていた」
「それに、何が良かったかって、ゴール前でボールを適当に蹴り出さなかったことだ。パスで相手のプレスをかわそうとしてボールを失ったこともあったけど、前半だけで6〜7回はやっていた。後半はパスが遅れたり、攻撃陣が正しい方向に走らなかったりしたせいで、チャンスがうまくつながらなかった。それが唯一残念なところだ」
「でも全体として、インテルはすごく良い試合をした。今後の試合では、相手陣内でゲームをコントロールして自分たちのプレーをすることもあるだろうし、どちらの戦い方もできるチームだからね。カウンターでは、スペースを見つけてボールを運べる選手がそろっているし、今回も素晴らしい試合だったよ」