4月から代理人とコンタクト
インテルは、リールのジョナサン・デイビッドの獲得に向けて動いているようだ。『FcInterNews』が9日に伝えた。
インテルのジュゼッペ・マロッタ会長といえば、近年フリートランスファーで有力選手を獲得する名手として知られている。カナダ代表のデイビッドは、リールとの契約が今季で満了するため、以前から注目していても不思議ではないだろう。
同メディアは、デイビッドが最近、英『The Athletic』のインタビューで語った言葉に注目。その中で同選手は、「契約はもうすぐ切れる。どうなるか見てみよう。僕はすべてにオープンで、行き先をプレミアリーグに限定するつもりはない。どのリーグも魅力的だ。現在、会長と契約延長について話し合っている。どう展開するか見てみよう」と話しており、その中に選択肢にインテルもいると主張した。
記事によると、インテルはピエロ・アウジリオSDが長年にわたってデイビッドをチェックしており、4月に代理人と接触した。その際は、マルクス・テュラムが引き抜かれた際の後釜候補としての交渉だったという。その後、テュラムはインテルにとどまったため今夏の移籍は起こらずに終わっている。ただ、依然としてインテルは興味を持っており、次は誰かの代わりではなく、新戦力として迎えることを検討しているという。
デイビッドはリールでの年俸が200万ユーロ程度だが、インテルは350万〜400万ユーロを用意する準備がある。24歳のデイビッドは今後もっと価値を高める可能性があり、オークツリーの方針とも一致するはずだ。
もちろん、デイビッドのような有力選手がフリーになるなら多くのクラブが興味を持つが、インテルの方が動きが早いとのことで、争奪戦でリードしているものとみられている。
インテルは来年夏にホアキン・コレアとマルコ・アルナウトビッチの契約が満了する予定で、新たなFWが必要になるのはほぼ間違いない。デイビッドはチャンピオンズリーグやリーグタイトルを狙えるチームでプレーすることを次の目標としているはずで、インテルはその欲求を満たせるクラブかもしれない。