チアゴ・モッタの守備に好印象
ファビオ・カペッロが2日付けの『ガゼッタ・デッロ・スポルト』で、セリエA第3節までの戦いを語っている。イタリアの名将は、インテルとユヴェントスに好感を持っている。
インテルは優勝候補か
「シモーネ・インザーギのチームがスクデットを胸に付けている偶然ではない。インテルは選手層が厚く、2チームつくれる。そして何よりも、ほかのチームと違ってすでに熟成されたメカニズムを持っており、全員が何を、いつすべきかを理解している」
チアゴ・モッタのユヴェントスも好スタートを切った。ただ、ローマ戦でブレーキが掛かっている
「ユヴェントスがまだ途上の段階にあるのは普通のことだろう。インテルに対抗するチームがユーヴェなのかほかのチームなのかを断言するのはまだ早い。しかし注目すべき点が一つある。ここまでユーヴェは相手にほとんどチャンスを与えず、リーグで唯一無失点だ。これはイタリアでは非常に重要な点だね。ボローニャでもチアゴ・モッタは守備面で優れた監督であることを証明しているから、偶然ではないと思う」
ユヴェントスが優勝候補になるために必要なことは?
「時間。まずは時間が必要だ。インテルはフル稼働する熟成された機械のようなものだ。小さなトラブルがあるかもしれないが、確立された基盤がある。インザーギは3年間インテルを指導し、チャンピオンズリーグの決勝に進出し、スクデットも獲得した。一方で、ユヴェントスはまだ構築中だね」