守護神ゾマーが大活躍【動画付き】
インテルは11日、プレシーズンマッチでチェルシーと対戦し、1−1で引き分けた。セリエA開幕前最後のテストマッチはどんな様子だったのか。イタリアメディアの採点を紹介する。
試合内容
インテルは、マルクス・テュラムとホアキン・コレアの2トップでスタートした。ハカン・チャルハノールが外れた中盤にはクリスチャン・アスラニが入り、最終ラインにはヤン・ビセックが起用されている。
試合は序盤からチェルシーが押し込む展開となったが、インテルはGKヤン・ゾマーの好守で耐えた。すると、26分に速攻を仕掛け、コレアのパスを受けたテュラムが決めて先制する。
後半はさらにチェルシーが押し込む展開だった。後半はダヴィデ・フラッテージ、バンジャマン・パヴァール、エディ・サルチェード、デンゼル・ドゥンフリースらを投入したが、それでも主導権を奪うことはできない。それでもリードを維持したインテルだったが、試合終盤の90分にセットプレーからゴールを許し、1−1で試合終了となった。
インテル選手採点
『FcInterNews』はUPとDOWNの2評価のみ。採点対象としていない選手もあり。
ヤン・ゾマー
- L’Interista: 8 — 大活躍。特に前半の2度のセーブと、エンクンクのオーバーヘッドに対する驚異的な反応が際立った。
- FcInterNews: :UP — 優れた反射神経を発揮し、チェルシーの攻撃を何度も阻止した。特にエンクンクのアクロバティックなシュートを防いだ場面は圧巻。パス回しに若干の不安が見られたが、ゴールマウスでは非常に頼りになる存在だった。
ヤン・ビセック
- L’Interista: 6.5 — プレシーズンを通じて安定したパフォーマンスを見せ、チェルシー戦でも守備と攻撃で貢献。特に、ボールを持ち上げる場面が印象的だった。
- FcInterNews: :UP — 今夏のインテルで最も安定した選手の一人。守備での集中力が高く、ボールを持って攻撃に転じる場面も見せた。ビセックがピッチを離れると、チームは守備で苦戦を強いられた。
フランチェスコ・アチェルビ
- L’Interista: 6.5 — チェルシーのマルク・ギウとの激しいデュエルを制し、試合を通して安定した守備を見せた。守備陣全体でチェルシーの攻撃をしっかりと抑えた。
カルロス・アウグスト
- L’Interista: 6.5 — チェルシーの攻撃を防ぎつつ、ボール回しにも精度を見せた。彼の守備力と攻撃参加のバランスが良好。
- FcInterNews: :UP — 攻守において存在感を発揮。相手の攻撃をしっかりと抑え、ボールを持っても冷静に展開。コンディションも非常に良好。
マッテオ・ダルミアン
- L’Interista: 6 — チェルシーの選手たちが攻め込む中、守備で安定したプレーを見せたが、攻撃面での貢献は控えめだった。
- FcInterNews: :DOWN — 守備はしっかりとしていたが、右サイドからの攻撃が少なく、いつものような積極的な攻撃参加が見られなかった。
クリスチャン・アスラニ
- L’Interista: 6 — 中盤でのプレッシャーに対して冷静に対応したが、縦パスやスピーディーな展開にはやや苦戦していた。
- FcInterNews: :DOWN — 無難なプレーが多く、リスクを避けたパスが目立った。チームの攻撃を活性化させるためには、もう少し積極的なプレーが求められる。
ヘンリク・ムヒタリャン
- L’Interista: 6.5 — 守備に重きを置いたプレーで中盤を支えた。
- FcInterNews: :DOWN — 通常の攻撃的な役割からは後退し、目立った貢献は少なかった。守備に徹する場面が多く、攻撃のチャンスにはあまり絡めなかった。
フェデリコ・ディマルコ
- L’Interista: 6.5 — 相手の攻撃をしっかりと防ぎながらも、オフェンス時には鋭いシュートを放つなど、守備と攻撃のバランスが良かった。
マルクス・テュラム
- L’Interista: 7.5 — チェルシー相手に貴重なゴールを決め、試合を通して相手ディフェンスを苦しめた。限られたチャンスでの決定力が光った。
- FcInterNews: :UP — チームの攻撃を牽引し、試合を通して危険な存在であり続けた。スタンフォード・ブリッジでのゴールは彼の存在感を一層高めた。
ホアキン・コレア
- L’Interista: 5.5 — テュラムへのアシストは良かったが、それ以外では目立ったプレーが少なく、インパクトに欠けた。