18歳の新戦力が加入
インテルは2024年8月9日、ティアゴ・ロマーノの加入を発表した。ギリシャのパナシナイコスから加入したアルゼンチン人選手、ティアゴ・ロマーノはどんな選手なのか。イタリアメディア『ガゼッタ・デッロ・スポルト』『calcio-news.it』『SOS Fanta』の情報をもとに紹介する。
プロフィール
ティアゴ・ロマーノ(Thiago Romano)
生年月日:2006年6月23日(18歳)
国籍:アルゼンチン
ポジション:左ウイング、トレクァルティスタ、インサイドハーフ
身長:180cm
これまでのキャリア
ティアゴ・ロマーノは、アルゼンチンの首都ブエノスアイレスで生まれた。父親のディエゴ・ロマーノも元プロサッカー選手であり、2008年にギリシャ1部のエルゴテリスに加入したことに伴い、家族とともにギリシャに移住。ディエゴはエルゴテリスでプレーした後、下部リーグでキャリアを終え、現在はパナシナイコスでスカウトを務めている。ティアゴはギリシャで人生のほとんどを過ごしてきた。
エルゴテリスは、観光地としても有名なクレタ島のクラブである。幼いティアゴは、家族とともにこの島で育ち、その後パナシナイコスのユースチームに加入。ここでスキルを磨き、2022/23シーズンには、パナシナイコスのU-19チームでプレーし、22試合で9得点5アシストを記録。このパフォーマンスが評価され、U-20アルゼンチン代表に招集されるまでに成長した。
そんなティアゴ・ロマーノに目をつけたのがインテルである。インテルがオークツリー体制で若手の獲得に熱心なことは有名だが、ほとんどノーマークだった選手の加入が決まった。まずはプリマヴェーラでのプレーが予想される。
プレースタイル
ティアゴ・ロマーノは、主に左ウイングや中盤の攻撃的な位置でプレーする選手であり、左足のテクニックを武器にしている。彼の最大の特長は、スピードとドリブルだ。左利きのテクニシャンによくみられる右サイドからの鋭いカットインも得意で、相手ディフェンダーを翻弄するプレーをたびたび見せる。そこから精度の高い左足のシュートでゴールを狙うことが多い。ウイングとしてだけでなく、トレクァルティスタや左インサイドハーフとしてもプレーしており、戦術的な柔軟性にも期待ができる。
マメ知識
- ティアゴ・ロマーノは、2023年6月23日、18歳の誕生日にリオネル・メッシからビデオメッセージで祝福を受けた。
- 父ディエゴ・ロマーノは現在パナシナイコスでスカウトを務めている。
- パナシナイコスのU-19チームでの活躍により、アルゼンチンU-20代表に招集されている。
- インテルとの契約は2029年6月まで。