終了間際にビセックの得点で追いつく
インテルは2日、プレシーズンマッチでピサと対戦し、1−1の引き分けで試合を終えた。
シモーネ・インザーギ監督とフィリッポ・インザーギ監督の兄弟対決という意味でも話題になったこの一戦で、インテルはメフディ・タレミが不在で、ホアキン・コレアとエディ・サルチェードの2トップでスタートし、なかなか前線にボールが収まらなかった。その中でカルロス・アウグストが決定機に絡んでいくが、相手GKに阻まれて先制点は決まらない。
ピサに先制されたあと、インテルはダヴィデ・フラッテージやヘンリク・ムヒタリャンが惜しいシーンを迎えるが決めきれず。それでも後半アディショナルタイムにハカン・チャルハノールのFKからヤン・ビセックがゴールを決め、1−1で試合終了を迎えた。
インテルの採点
『TMW』と『FcInterNews』から。後者は評価は「アップ」と「ダウン」の2つのみ。
ジョゼップ・マルティネス
- TMW: 6 — ビルドアップにおいて適度に関与。失点シーン以外ではセーブを必要としなかった。1回のミスがあったが、大きな影響はなかった。
ヤン・ビセック
- TMW: 7 — ボールを持って推進力があり、攻守にわたり力強いプレーを見せた。今シーズン多くの試合に出場することが期待される。
- FcInterNews: ネガティブ — パワフルでタイミングの良い介入を見せたが、しばしば持ち場を離れてしまい、相手にスペースを与える場面が見られた。試合終盤のゴールは救いとなった。
フランチェスコ・アチェルビ
- TMW: 6 — 守備ラインを率い、45分間プレー。時折攻撃にも参加した。後半はバストーニに交代。
アレッサンドロ・バストーニ
- TMW: 6 — 中央で安定したプレーを見せた。
アレッサンドロ・フォンタナローザ
- TMW: 6 — 左サイドでミスなく守備をこなした。リスクを避け、簡単なプレーを選択。後半からディマルコに交代。
フェデリコ・ディマルコ
- TMW: 6 — チェゼーナでのスーパーゴールと比較すると、特別なプレーは見られなかった。
- FcInterNews: ネガティブ — コンディションが不調で、走るたびに疲労が見えた。クロスの精度も低く、守備でも遅れが目立った。カルロス・アウグストと比べて明らかにコンディションが良くない。
イシアカ・カマテ
- TMW: 5.5 — 左サイドでスペースを見つけられず、中に入っても効果的なプレーができなかった。46分からダルミアンに交代。
マッテオ・ダルミアン
- TMW: 6 — サイドでまずまずのプレー。
ピオトル・ジエリンスキ
- TMW: 6.5 — 右サイドから攻撃を組み立て、良いアイディアを提供。63分からチャルハノールに交代。
ハカン・チャルハノール
- TMW: 6 — 彼特有のロングパスで存在感を示し、シュートでも目立った。
ニコロ・バレッラ
- TMW: 6.5 — カピターノとして、クリエイティブなプレーを見せた。
- FcInterNews: ポジティブ — プレーのテンポをうまくコントロールし、攻撃的な本能を抑えつつも質の高いプレーを披露した。
ヘンリク・ムヒタリャン
- TMW: 6.5 — 高いインテリジェンスを活かし、常に正しいプレーを選択。すでにシーズンモードに入っている。
カルロス・アウグスト
- TMW: 6 — 守備でも攻撃でも積極的なプレーを見せた。惜しいヘディングシュートも。
- FcInterNews: ポジティブ — ゴール前で積極的にプレーし、コンディションも良好。中盤との連係も良かった。
ホアキン・コレア
- TMW: 4.5 — 効果的なプレーが見られず、フィールド上での存在感が薄かった。63分からアルナウトビッチに交代。
- FcInterNews: ネガティブ — 精神的な問題がプレーに影響し、成果なし。
マルコ・アルナウトビッチ
- TMW: 6 — 彼の投入でチームの攻撃に重量感が増したが、同点ゴールのチャンスを逃した。
エディ・サルチェード
- TMW: 6 — ヘディングでチャンスをつくった。46分からフラッテージに交代。
ダヴィデ・フラッテージ
- TMW: 6.5 — アドレナリンを注入し、ポストに当てるシュートを放った。
- FcInterNews: ポジティブ — 短時間で2度の大きなチャンスをつくり、攻撃に勢いをもたらした。