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デ・フライ、エージェンシーとの訴訟騒動を語る。昨年は移籍先探すも「インテルより良い条件はなかった」

ルカクがファインプレー?

インテルのステファン・デ・フライが、2019年の問題について詳しく語った。イギリス『Telegraph』に対するインタビューを『FcInterNews』などイタリアメディアが24日に取り上げている。

デ・フライは、2018年夏にインテルの一員となった。ラツィオとの契約が満了となってフリーでの移籍だったが、当時デ・フライのエージェンシーだったSEGには高額のコミッション料が支払われており、これを巡って2019年に法廷論争となり、デ・フライは勝訴した。

SEGは、コミッション料として950万ユーロを手にしていたほか、デ・フライが将来的に受け取る報酬に対して7.5%を得る権利を持っていた。これはデ・フライが知らされていなかった内容で、インテル加入後にロメル・ルカクの指摘でこのエージェンシーのおかしさに気づき、弁護士に相談して訴訟に踏み切ったとのことだ。

デ・フライは、「僕が訴えた主な理由は、大きなリスクがあったからだ。手数料に対する税金と罰金を支払うのが僕になる可能性があった。だから法廷に行くことになった。僕は隠すことが何もなかったし、SEGは僕が正式なクライアントじゃないことを示すしかなかった。オランダの法律では、口頭のやりとりに拘束力がある。それは正義に基づくものだったから、恐れることは何もなかった」と語っている。実際、2014年のラツィオ加入時の手数料についても税金と罰金の支払いがあったとのことで、法廷では第1審で475万ユーロ、第2審で520万ユーロの賠償金が支払われる判決が出た。

デ・フライは現在、フェデリコ・パストレッロの事務所が交渉を担当している。昨年、デ・フライはインテルとの契約を更新しているが、その前には移籍の可能性を探っていたという。ただ、インテルよりも良い条件のクラブは見つからず、2026年までの契約延長(+延長オプション1年)を決めている。

その際、デ・フライはパストレッロの仕事に感謝を示し、「あなたは一生懸命働いてくれた。それでも望んだ条件は得られなかった。だから、努力に対する対価を払いたい」と伝え、パストレッロに自身のサラリーから契約延長のコミッション料を支払ったとのこと。現在の代理人とは、良い関係を築けているようだ。

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