お騒がせの妹や祖母についても語るイタリア代表MF
イタリア代表としてEURO2024を戦うインテルのダヴィデ・フラッテージが、11日付け『レプッブリカ』のインタビューに応じた。『FcInterNews』が取り上げている。
フラッテージは、イタリア代表でも得点力の高さを見せつけており、9日のテストマッチではボスニア・ヘルツェゴビナ戦で見事ゴールを決めている。また、昨年9月にはウクライナ戦でドッピエッタを記録していた。
「あのときはメチャクチャうれしかった。数日後にミランとのダービーがあって、そこでインテル初ゴールを決めたんだ。最高に気持ち良かった。僕の好きな映画の言葉(『ブルース・オールマイティ』)の言葉を借りれば、神の一週間だったね」
スクデットを獲ったフラッテージは、次の野望を聞かれると、「全部だ。イタリア代表でEUROとワールドカップを獲って、インテルでチャンピオンズリーグを獲りたい」と答えている。
チームメートのニコロ・バレッラについては、「彼から学ぶことは多い。もともとは僕と同じタイプの選手だったけど、いまはゲームメイクの力を磨いて、より完成されたMFになった。まさに僕が改善したいところでもある」とリスペクトを示した。その上で「彼と友達かって? もちろんそうだよ。ロッカーでも隣だしね。ただ、趣味は違う。彼はワイン通だけど、僕はコカ・コーラが好きだ」とも語った。
友人といえば、フラッテージが幼少期から長い時間をともにしているのがアタランタのジャンルカ・スカマッカだ。「彼が行ったところにあとで僕も、というのがしばらく続いた。ある種の運命だね。僕がインテルに行ったときは、彼に言ったよ。『スカマ、今度はそっちがオレに付いてくる番だ』ってね。ただ、彼はそのあとアタランタへ行った。彼はそれでハッピーだね」と、親友とのエピソードを語っている。
フラッテージはインテルに加入する際、ミランからも関心があった。当時の決断について同選手は「それは知らなかった。ただ、代理人に『どこへ行きたい?』って聞かれて5月の時点でインテルだけと答えていた。インテルと対戦したときに、彼らの強さを知ってそう思ったんだ。素晴らしい監督と優秀な選手がいて、魔法のような観衆もついていた。ほかには興味がなかったんだ」と、昨年夏を振り返っている。
妹のキアーラは、ウェストン・マッケニーと交際中で、ユヴェントスがコッパ・イタリアで優勝したときはお祝いに参加していた。フラッテージは「すべてのSNSでキアーラを4日間ブロックしたよ」と“兄妹ゲンカ”を明かした。ただ、「お互いからかいあっているよ。妹が露出することは別に気にならない。誰だって自分の人生があるし、妹をガラスケースに閉じ込めておくなんてできないからね」と語り、仲は良いようだ。
また、優勝したらパレードのバスに祖母を乗せると約束したことについても問われている。フラッテージは「実現しなかったんだ。でも、パーティーとチームのディナーにおばあちゃんを連れて行った。みんなで一緒に歌っていたよ」と語った。